遠くから見守るよ。
先日、小6娘の学校で、「感謝の集い」というものが開かれた。卒業前のプロジェクトで、子ども達が自ら進行等を考えたらしい。
娘は長子なので、私はこういうイベントは初めての参加。ドキドキ。
プログラムは以下の通り。
会場は体育館。70人くらいの保護者が参加していたと思う。シンプルながらも、とても心のこもったイベントで、色んなところでウルウルきた。
娘は転入して2年間だけだったので、正直、私はお友達の顔と名前も数人しか一致しない。
それでも、低学年の頃の写真が映し出されたり、コロナ禍で制限された中でのエピソードを話されたり、保護者への感謝の気持ちを表されると、胸が熱くなった。6年間通った方にとっては、より一層ぐっとくるものがあっただろうなあと思う。
そして、先生方も素晴らしかった。お若い先生方なのだけれど、心から信頼する事ができた。生徒1人ひとりをよく見て下さり、本当に温かくご指導いただいた。
生徒同士のトラブルもそれなりにあったと聞くが、全体的にはまとまりがあって、明るく優しい雰囲気の学年だったんじゃないかなあと思う。
娘が楽しく学校に通ったのが何よりの証拠。
先生方にも、お友達にも感謝の気持ちでいっぱいだ。
合唱は、『変わらないもの』という曲だった(奥華子さんの曲ではなく…)。
初めて聴いた曲だったけれど、歌詞にこれまたぐっとくる。
もうみんな、あどけなさがほとんどなくなって(特に女の子)大人びているし、丁寧にきれいな発声で歌うので、じわーっと心に染みてくる合唱だった。
指揮をする先生も、横で見ている先生も感極まって泣くので、保護者ももらい泣き。
卒業式当日は、涙の大洪水が起きそうだ。
…
娘の感謝のことばは、ちょっぴり照れながらも、「転校もあったけど、支えてくれてありがとう。中学校では部活も勉強も頑張ります。」みたいなことをスピーチしていた。私の目を見て話してくれたので、じーんとした。
そして、手書きの感謝の手紙(スピーチとは別の文章)を渡された。
その場でもさっと読んだけれど、家に帰ってから、もう一度じっくりと味わう。
「こう思ってもらえたらうれしいなあ」と私が感じるポイントが押さえてあることに驚く。成長を感じるし、こちらの心を見透かされているようでもある。
と、心から伝えたい。
…
ところで、この手紙、すごく感動的ではあるのだけれど、どうしても突っ込まずにはいられないフレーズがある。
それは、こちら。
遠くから…、ね。
まだ一緒に暮らすけど…、ね。
うん、なんとなくニュアンスは分かる。
でも、うずうずして、我慢できずに本人に聞いた。
ーー「遠くから」見守るんだよね?
すると、回答はこちら。
なるほど、もう子どもじゃないから、ベタ~っとじゃなくてちょっと離れて見ててって感じね?
家族より友達優先とかになるけどよろしくってことよね?
理解!
何だかちょっと寂しくもあるが、ちゃんと親離れしようという時期になったんだなあと、やっぱり成長を感じてじーんとするのだった。それに、言葉選びが何とも面白い。
これから中学生になり、どんどん世界を広げていく娘。心配なこともあるだろうけど、ある程度は娘を信じて、「遠くから」しっかり見守っていこうと思う。
*
最後までお読みいただきありがとうございました。
やっぱり、「旅立ち」は喜び半分、寂しさ半分ですね。
「感謝の集い」、心に残るイベントでした♩
***2024/3/4追記***
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