見出し画像

遠くから見守るよ。



先日、小6娘の学校で、「感謝の集い」というものが開かれた。卒業前のプロジェクトで、子ども達が自ら進行等を考えたらしい。

娘は長子なので、私はこういうイベントは初めての参加。ドキドキ。

プログラムは以下の通り。

1.はじめのことば

2.6年間の振り返り
  (スライドショー&エピソード発表)

3. 保護者に向けて感謝のことば
  (短く、1人ずつスピーチ)

4.保護者への感謝の手紙授与

5.合唱

6.終わりのことば

「感謝の集い」プログラム


会場は体育館。70人くらいの保護者が参加していたと思う。シンプルながらも、とても心のこもったイベントで、色んなところでウルウルきた。

娘は転入して2年間だけだったので、正直、私はお友達の顔と名前も数人しか一致しない。

それでも、低学年の頃の写真が映し出されたり、コロナ禍で制限された中でのエピソードを話されたり、保護者への感謝の気持ちを表されると、胸が熱くなった。6年間通った方にとっては、より一層ぐっとくるものがあっただろうなあと思う。

そして、先生方も素晴らしかった。お若い先生方なのだけれど、心から信頼する事ができた。生徒1人ひとりをよく見て下さり、本当に温かくご指導いただいた。

生徒同士のトラブルもそれなりにあったと聞くが、全体的にはまとまりがあって、明るく優しい雰囲気の学年だったんじゃないかなあと思う。

娘が楽しく学校に通ったのが何よりの証拠。

先生方にも、お友達にも感謝の気持ちでいっぱいだ。

合唱は、『変わらないもの』という曲だった(奥華子さんの曲ではなく…)。


初めて聴いた曲だったけれど、歌詞にこれまたぐっとくる。

もうみんな、あどけなさがほとんどなくなって(特に女の子)大人びているし、丁寧にきれいな発声で歌うので、じわーっと心に染みてくる合唱だった。

指揮をする先生も、横で見ている先生も感極まって泣くので、保護者ももらい泣き。

卒業式当日は、涙の大洪水が起きそうだ。



娘の感謝のことばは、ちょっぴり照れながらも、「転校もあったけど、支えてくれてありがとう。中学校では部活も勉強も頑張ります。」みたいなことをスピーチしていた。私の目を見て話してくれたので、じーんとした。



そして、手書きの感謝の手紙(スピーチとは別の文章)を渡された。

その場でもさっと読んだけれど、家に帰ってから、もう一度じっくりと味わう。

ママとパパへ

この6年間、楽しく学校生活を送ることができたのは、ママとパパのおかげです。
いままで、育ててくれてありがとう。
そして、中学受験にチャレンジさせてくれてありがとう。オンライン授業は大変だったかもしれないけど、支えてくれてありがとう。

あと、北海道に来て、いろいろなことを経験させてくれてありがとう。
スキーやわかさぎつり、観光地めぐり、北海道でしかできない遊びや北海道でしか見れない景色を見たり遊んだりして、楽しかったです。

中学校でも勉強をがんばったり、楽しく学校生活を送るから、遠くから見守っていてね!
ありがとう。

〇〇より(うさぎのイラスト付き)

娘からの手紙(原本ママ)


「こう思ってもらえたらうれしいなあ」と私が感じるポイントが押さえてあることに驚く。成長を感じるし、こちらの心を見透かされているようでもある。

いえいえ、こちらこそですよ、娘さん。
6年間、こんなに成長してくれてありがとう。

と、心から伝えたい。


ところで、この手紙、すごく感動的ではあるのだけれど、どうしても突っ込まずにはいられないフレーズがある。


それは、こちら。

楽しく学校生活を送るから、遠くから見守っていてね!

遠くから…、ね。

まだ一緒に暮らすけど…、ね。


うん、なんとなくニュアンスは分かる。


でも、うずうずして、我慢できずに本人に聞いた。

ーー「遠くから」見守るんだよね?

すると、回答はこちら。

もうさ、すぐに思春期入るだろうから、予告。

あっさり答える娘


なるほど、もう子どもじゃないから、ベタ~っとじゃなくてちょっと離れて見ててって感じね?

家族より友達優先とかになるけどよろしくってことよね?

理解!


何だかちょっと寂しくもあるが、ちゃんと親離れしようという時期になったんだなあと、やっぱり成長を感じてじーんとするのだった。それに、言葉選びが何とも面白い。

これから中学生になり、どんどん世界を広げていく娘。心配なこともあるだろうけど、ある程度は娘を信じて、「遠くから」しっかり見守っていこうと思う。


最後までお読みいただきありがとうございました。

やっぱり、「旅立ち」は喜び半分、寂しさ半分ですね。

「感謝の集い」、心に残るイベントでした♩




***2024/3/4追記***

ありがとうございます!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?