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一旦カメラを置いて旅を楽しんでみない?
小学生のときから写真を撮るのが友達と写真を撮るのが好きで、小学生のときはインスタントカメラ、高校生からはデジタルカメラ、社会人になってからは一眼レフのミラーレスで写真を撮り続けていました。友達と行く旅行にはカメラ持参して、どこででも撮る、というスタイル。
25歳で初めてひとり旅に出たとき、自撮りは好きではないし、友達もいないから、撮るのは目の前の景色。それを撮るのが楽しい、というよりも、少し違和感。それからひとり旅をするときはカメラを持たなくなりました。カメラないから、スマホのカメラで撮ることもあったけど、海外に住んだことをきっかけにスマホさえも持ち歩かず、写真を撮ることをやめました。
一番の理由は「今ここを全力で楽しみたいから」。わたしが海外で出会った人たちは、カメラもスマホも持たない。たまに誰かしらが写真撮ってくれるんだけど、出来を全然気にしないから、誰かがブレていても、目を瞑っていても、お構いなし。一枚撮って、はい終わり。
カメラで写真を撮ることよりも、目の前の光景を全力で楽しんでいました。それは、目の前の光景をレンズ越しで見るよりも、後々の記録のためよりも、写真の出来栄えよりも、ものすごく価値のあること、目の前のことに全力で向き合って、全力で感じて、感覚を研ぎ澄ませていく。その積み重ねが、人生をいかに豊かにしていくか、と身をもって実感しました。
そうやって旅を続けたある日、ニュージーランドで8年ほど使っていたミラーレスのカメラが盗難に遭いました。それはものすごく悲しいことだったけど、どこかですっきりして気持ち。今のわたしにカメラは必要のないってことだ、と感じました。
それから、2年後フリースクールで子どもたちの記録としてスマホで写真を撮り続けていたら、やっぱり機能の良いカメラで撮りたいなあ、と感じて再びミラーレスを購入。子どもたちの笑顔を、ありのままを姿を撮るのがめちゃくちゃ楽しくて、子どもたちもカメラに興味持ってくれて、一緒にもカメラで遊びました。
去年の夏、久しぶりの海外、久しぶりのひとり旅、迷ったけれど、カメラは置いていきました。目の前の光景を全身で全力で感じるために。それは正解だった。私は全力で楽しんだ。写真をスマホに映す時間も、写真を見直す時間もない、自由で解放的。ありがたいことに写真撮るのが好きな人たちがいたので、後々写真を送ってくれました。
日本にいると、すごく写真にこだわる人、すぐ写真撮る人が多いなあ、と思っていて、それが心から楽しい!心から好き!と思えるのなら良いのだけど、どこかSNSに載せるためだったり、自己表現するためだったりなのかな、と思います。写真を撮ることに良し悪しはないです。でも、一旦カメラを置いて旅を楽しんでみませんか?スマホを置いて旅を味わって見ませんか?目の前の光景を全力で感じて見ませんか?そこから得るものは、人生をより豊かにしてくれます。人生をより鮮やかにしてくれます。カメラを通さないからこそ、出会えるものがあります。それが何かは、実際に体験して見てくださいね!
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