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大河ドラマ『光る君へ』第39回「とだえぬ絆」

第39回は彰子の第2子懐妊から始まりました。敦康親王(片岡千之助)を始め、子役からバトンタッチしたキャラクターが多く目立ちました。例えば次の敦康親王の元服のシーン…

なんか親密加減が妙な感じに…

ちょっとびっくりのまひろ
戸の影から覗く道長の表情
もちろん親王の前ではいつもの温和な表情
そんな微妙な変化も気になるまひろですが…
下がった後の二人は…

いつもどおりの険悪な展開になりましたね。いやぁ、この二人は昔から顔を合わせる度に喧嘩している印象です。

「敦康様はお前の物語にかぶれ過ぎておられる」
「は?」
「中宮様のお手を取って、もはや危うい」
「光る君の真似なぞされては、一大事である」
「つまらぬことを…」
「つまらぬことであろうか?」
「もし、そうだとしたら、どういたしましょう」
「この先がご心配でございますね」
「ずっと、中宮様とご一緒におられましたゆえ、おさみしいだけでございましょう」
「光る君も、同じではないか」
「はあ…」
「・・・」
「・・・」
「もうよい」
「なんとかいたす」
「・・・」
「敦康様のことだが、」
「明日の御元服は速やかに竹三条宮にお移し申し上げろ」

行成(渡辺大知)もとんだとばっちりですが…
むしろまひろの物語にかぶれているのは明らかに道長ですよね?
それがこの後、敦康親王に降りかかる不幸の原因かと。

ともあれ…

伊周(三浦翔平)の失脚後、宮中の覇者となった道長に正面から意見を言える存在はまひろだけになってしまったことは確か。でもその事に気付いていないのは道長とまひろだけ。
それは、まひろと語らう惟規(高杉真宙)が「よくわからないけど」と言いながらほのめかしてました。

「そういえば、左大臣様の姉上への気持ちも変わらないな〜」
「斎院の中将の君の心はコロッと変わったけれど…」
「それに比べたら、左大臣様はすごいよ」
「きっと…みんな、うまくいくよ」
「何それ…」
「よく分かんないけど、そんな気がする」
「調子のいいことばっかり言って…」

この後、惟規は亡くなっちゃうのですが…
高杉真宙が演じたこの役は「このシーンのためにあったのかなぁ?」と思うくらい。確かに、惟規の天使性が気難しいまひろを何度も救ってきたようにじぃじは思ってます。

さて、今回の視聴率ですが残念ながら10.2%でした。

大河ドラマ6作の40回までの視聴率

ついでにグラフも…

大河ドラマ6作の40回までの視聴率

まったくなんなんでしょうか?
置き去りにしたと思った『どうする家康』が追いついてきました。
来週は『鎌倉殿の十三人』の第40回の視聴率を超えるか?が気になる。

というわけで…

本作も(例年どおりであれば)残り9回を残すのみ。ちょうど民放のドラマの1クール分です。(皆さんご承知でしょうが)道長の最後の敵は…一条天皇です。道長にしてみれば姉の詮子の亡霊なのかもしれないですね。
思い出すのは、かつてまひろに約束した「民を思いやる政」は達成された?また眩いばかりに光輝く道長の深い闇とは?このあたりについてどうオチをつけるのか?が興味深いところです。

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