灰のお稽古
今日は台子稽古という上級者向け(物理的に各内容年に1回くらいしかできない)の稽古日。やっと参加者が出てきたのでできるのは喜びです。
またその点前の準備として「灰」を整える作業が必要です。
灰って何???
この本の写真ってお茶のお稽古してる人でも???
ってことは多いんじゃないかな?
炭を使ってお稽古してる人でも
先生がしてくれてるので知らなかった…
って人も多いかと思います。
炭以外のなんかセメントチックに見えるところ
⇒これが灰。灰をきれいにする作業が必要です。
いろんな大変な稽古なので、一番古株のワタシが
勉強がてら早く行って準備することになりました。
茶道の基本は炭で茶(湯)を沸かす
お稽古では電熱を使うことも多いのですが
元々はもちろん炭しかない時代
よって炭をどう並べるか?も決まりがあるし
その下に敷いてる灰のカタチも
練習が必要なわけです
灰は固め過ぎてもだめ
灰って言っても燃え殻ではダメ。
灰を洗ったり濾したりした綺麗なものを使います。
で、感触のイメージは見た目的に砂みたい?って印象でしたが実はふわふわ。これ是非体験してほしいなぁ、って思います。
作業方法
①この基本の二文字の分は
先に五徳の奥にライン引いて奥を削り、
美しく圧縮するwというやり方ですw
②手前は2本の五徳の間に皿をさして(?)ラインを決め、
皿の後ろを固める。
同様に手前の灰をさくっと切ってその断面を固める。
③固めるというのはサジなどをギュっと押し付けるイメージですが、灰はとても柔らかいので、灰サジを滑らせる程度。
少し余分な灰は匙の上に勝手に乗ってくるんです。
五徳の間には
炭を置く場所を考えながらならします。
④出来上がりに
カタチが整ったら、最後に八卦の【水】の記号を火箸で書き完成❣️
あくまで準備
茶道は諸々の準備があるのですが
特に上級者向けの点前の場合(今回のような特別稽古は特に)
準備から特別な道具が必要だったり
特徴があるものが多いです。
が今回の準備は、電熱では不要とはいえ
炭を使う場合は必要な準備です。(メインじゃないw)
えええ大変すぎ~と嘆いたあなたへ
今回はめちゃくちゃ渋いことを書きましたw
ええっ???私には無理~って思うのは当然です
(きっと私も中級レベル⇒習って5年くらいでも絶句してるw)
まぁ長いこと習っていても知らないことがたくさんあって
それをコツコツ身に着けるのが茶道かなぁ・・・とも思います。
やることや知らないことが多すぎて天井がない・・・
単純に「素敵な和菓子はどれだろう???」ってのでもOKです
この道30年とかがゴロゴロいるのは、その奥の深さで
ワタシ完璧やねんwって人は大体3年で去っていく(そしてちょっと揉めるw)そういうもんですw
なので、敷居高い~って思わなくて全然よくて
1年目の楽しみ方、5年目の楽しみ方、
20年選手の楽しみ方
それぞれあってそれぞれがいいということになります。
1日であってもそれも一期一会。
興味があればぜひ
【毎月第4日曜は茶室で遊ぼう】にお尋ねください。
五感をフルにつかった、【和】のマインドフルネス
疲れたアタマと心が癒されます