第8回 6月茶室で遊ぼう~穢れを払う~を開催しました(その2)
先日長くなったので初めての第二弾です。
夏越の祓???ってナニ?
6月30日は夏越の祓という半年分の穢れを払う行事。また残り半年の健康と厄除けを祈願する伝統的な行事です。
厄落としとして「茅の輪くぐり」や「人形を流し」たりしますし、京都では伝統的に「水無月」というお菓子を食べて厄落としをするそうです。ちなみに水無月はういろうの上に邪気を払うとされている小豆をのせたお菓子。三角の形は氷をイメージしたもの。本日6月30日だけ売るお店もあるそうですよ。
なお「夏越の祓」に対して「年越しの祓」も存在していますが、大晦日の行事的なものに組み込まれているので認識がないかも?ですね。
祭りがあるこの時期というタイミング
このタイミングって、祇園祭他いろんなお祭りがありますね。
近年世界中で未曾有の疫病でやられてましたが・・・
もうほんと疫病退散、あまびえちゃんが誰でも知っているキャラになったりと、日本人って疫病で辛い思いをする⇒祈る⇒お祭りに消化するんじゃないかなぁ・・・と思ったりします。
それがちょうどこの時期。梅雨時あたりから食中毒も増えますし、一年の真ん中の年でもあるし、季節の移り変わりでめちゃくちゃ湿度もアップするこの時期だからこそ、穢れを払うっていう意識が出る時期なんだろうなぁ・・・
日本人の魂は一年更新制なのと(お正月は多くの方にとって特別な日かと思いますし)、節目節目でモノを見直す習性?文化があるのがいいなぁ・・・って思います。
そして夏へ
今回お菓子屋さんがこしらえてくださったお菓子はこちら
お菓子屋さんに「今日のはどんなんですか?」ってお尋ねしたところ
「じゃかごのじょうよです」って返ってきて衝撃を受けました。
「じゃかご????」⇒蛇籠
( ,,`・ω・´)ンンン? どういう意味なんだろう?
蛇さんの出やすい季節でもあるしなぁ・・・
って思ってちょいと調べたら
蛇籠(じゃかご/丸く細長く編んだ籠の中に小石などをつめたもの)
この蛇籠を川に入れることにより、水の流れを抑えます。
長い筒状の籠が蛇に似ていることと、蛇は水神とされていることから蛇籠と呼ばれるようになったとか。蛇籠の文様は、水が恋しくなる夏の模様です。
とのことで、こういう出会いこそ自分の成長につながるなぁ、と感動します。
和モノのよさ
和モノって押し付けっぽく見えますが、基本的には生活の中で自然と起こったことを、想像力豊かに風習として残っているというものが多いです。
そんなことが楽しいなぁ、という人がたくさん出てきて
なんとなく続いて早数百年・・・みたいなw
「昔からなんちゃら・・・」って話はせいぜい百年くらいであるんですが
日本のいろんな場所、風景、お菓子、作品などは、とても美しく現存している(そもそも百年以上前のものが美しくゴロゴロ残っている国ってそうそうないし、そもそも記録すらない)というのは奇跡でしかないなぁ、と思います。(某エリアでの雑談で、平安時代の云々は貴重ですが江戸時代というのはどうやらずいぶん後でご興味がないそうでしたw)
茶室で遊ぼうを開催
次回は 7/31(土)8/22(日)9/26(日)
ということで茶室で遊ぼうは第4日曜に行います。
(ただし7月は諸事情によりイレギュラー)
参加してみようと思う方はぜひ以下リンクよりお申込みください
(有料:5千円 消費税込)
https://forms.gle/YvveTsxoBrcPt5z27
会場はこちら(めっちゃ素敵なお茶室です)
https://note.com/enter_o/n/nd6c4fa5d60c7
ゆるっと自分を取り戻せる時間にしてください。