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わたしの本棚(毎日読書メモ(277))

お題を見てやりたかった「わたしの本棚」、自宅の本棚がかなりカオスになっているのと、書店のカバーのかかっている本が多くて、写真を撮るとなるとカバー外して並べなおさないといけない状況で、そのまま撮影できない本棚を「わたしの本棚」と名乗っていいのか?、と葛藤して結局写真撮れず。
で、実家に来て、残っている本を見ていたら、写真撮れそうな感じに本が並んでいたので、撮ってみた。
30年近く塩漬けになっていた本だが、それぞれに大事な本であることは確か。

右から3冊は村上春樹。全部、文庫本を自宅に持っていっているので実家残留になった本。
『すてきなあなたに』は、大橋鎭子(いわゆる「とと姉ちゃん」)が「暮しの手帖」に連載していたエッセイ。何回も読んで、すごく影響を受けた。
堀田善衛、北杜夫、古井由吉あたりは文学かぶれのなれの果て、ということで。
『本屋さんとの出会い』は色んな人による書店論。今でもこの手のアンソロジーは見ると買ってしまう。
池澤夏樹『スティル・ライフ』はサイン本だよ! 書店で買ったものでサイン会に行ったりしたのではないが。

帯に「新芥川賞作家登場」って書いてある。昭和63年の本

安野光雅のエッセイは、父も好きで、父が買った本を自分の本棚に持ってきていた。本当に頭のいい方だと思った。
大学時代位から、鯨についての文化人類学的アプローチに興味を持って買った本。
みすず書房の本は高くて貴重で、捧げ持つように買ってきた。ブリューゲルの絵の表紙が印象的な『子供の誕生』と学部の授業のテキストにもなっていた『イギリス史』。
そして天下の奇書『鼻行類』。未だに友達や家人と「鼻行類」の話をしては笑い合ったりする。
そして上に文庫本を2冊だけあしらってみた。ジョン・アーヴィング『ガープの世界』サンリオ文庫だよ! サンリオ文庫は1987年に文庫本出版事業から撤退。まぁ『ガープの世界』は1988年以降は新潮文庫で出ているので、今でも簡単に読めるのだが。

トップ画像は、やはり実家残留になっていた美術展の図録の数々。左端で金色に反射しているのは、1988年にミラノ・スカラ座が来日公演したときに買ったプログラム。何を見ても懐かしくて困る…。

自宅の本棚の写真も撮ってみました:ここ

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