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鎌田真悟の栗人(くりうど)ジャーナル

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㈱恵那川上屋 代表取締役 鎌田真悟が、お菓子、農業、ふるさとについて綴るマガジンです。
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記事一覧

私なりの目標や抱負の考え方

2025年。 今年は全国の栗の地域間競争から地域間共創へのシフトのための日本和栗協会の稼働や…

恵那川上屋
1か月前
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一つの成果は通過点であり、未来の資源である

ふと、こんなことを考えたことがありました。 「私たちは何のために生まれてきたのだろう」 …

恵那川上屋
2か月前
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環境整備を礎に育む信頼関係

先日、スタッフからこんな言葉を掛けられました。 「ありがとうを口癖のようによく言われます…

恵那川上屋
3か月前
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思い出は強い感情と経験でより鮮明な思い出になる

栗の収穫が最盛期を迎えています。 今年も生産者が丹精込め、育てた栗が実り、皆様に美味しく…

恵那川上屋
4か月前
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「自分なら」の想像が加われば物事はもっと面白くなる

九州は栗の産地であり、種子島にも頻繁に足を運ぶ為、よく行く場所であり、大好きな場所です。…

恵那川上屋
5か月前
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仕事をするために大切なモチベーションと私が考える『働く』ということ

みなさんは仕事で『ワクワク、ドキドキ』を感じていますか? 今回は私が考える【働くとは?】…

恵那川上屋
6か月前
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まだ産物になりきれていない郷土の文化は各地にたくさんあります

『朴葉寿司』をご存知ですか? 酢飯の上に色々な具材をのせ、朴葉という大きな葉でくるんだお寿司で、岐阜や長野、奈良などで見かける朴葉の香りが爽やかに香る、美味しい郷土料理です。 美味しい上に朴葉には殺菌作用があると言われ、作り置きができる上、食器を汚さず食べれることもあって、田植えなどの忙しい時期、とても重宝する食事でした。 ただ、私が子供のころ、田植えの時期に叔父の家に行くと大量の朴葉寿司が用意されていて、朝・昼・番・・・・ 毎日それを食べさせ続けられていたので、さす

私が思う『食』とは?

みなさんは「食べること」はお好きですか? 私は好きです。   もちろん一流の素材、一流の…

恵那川上屋
8か月前
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生産者の新たな販売方法の模索と、共に目指す地域の活性化

今までは処分していた栗の鬼皮の成分調査を依頼したところ、ポリフェノールを始め有用な成分が…

恵那川上屋
9か月前
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「産地間競争」から「産地間共創」へのシフト

「地域の農業と食文化を発展させるために感性を磨く」というテーマを掲げ、私達は学び、行動し…

恵那川上屋
10か月前
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地域イノベーションと地域観光について思うこと

新型コロナで受けたインバウンドへの打撃は、全国的にはまだ回復途上かと思いますが、地域によ…

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60周年。地域のお客様に支えられてここまで来ることができました

2024年、恵那川上屋は60周年を迎えました。 栗を栽培を行い、栗のお菓子に集中してこれまで製…

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規格外品は美味しいもので溢れています

恵那川上屋でご紹介している「栗の渋皮煮」に使用している品種には強くこだわりがあります。 …

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日本の産地には世界に負けない食材で溢れている

30年程前。 モンブランというケーキを作る際、フランスで学んだ職人はフランス産を使い、国内では甘露煮をつぶして作る黄色い色見のモンブランが当たり前でした。  栗きんとんは栗と砂糖だけで炊き上げて製造します。 これを使ってモンブランができないかと模索していました。  「和栗モンブラン」をストレートに出していくには自信がなく、フランス産ペーストと和栗を合わせて「栗山」というモンブランを出しました。   日本で手に入る輸入材料は、大きな問屋が仕入れ、地方の問屋に卸し、地方