玉鬘 えな

つれづれなるままに里居のほどに書き集めたる。 歴史創作、史跡めぐりなど。 奈良~鎌倉が主戦場。紀貫之、藤原隆家、藤原定頼、藤原定家、源実朝、平家推し。海の底の民。 寺社仏閣、博物館、美術館、あと美味しいもの。 百人一首と妖怪と粉ものを愛す者。 座右の銘は「人間万事塞翁が馬」

玉鬘 えな

つれづれなるままに里居のほどに書き集めたる。 歴史創作、史跡めぐりなど。 奈良~鎌倉が主戦場。紀貫之、藤原隆家、藤原定頼、藤原定家、源実朝、平家推し。海の底の民。 寺社仏閣、博物館、美術館、あと美味しいもの。 百人一首と妖怪と粉ものを愛す者。 座右の銘は「人間万事塞翁が馬」

最近の記事

大河ドラマ「光る君へ」感想 (43)

 モチベーションダダ下がりのまま、感想文も三週目です。  はりきってこ~~~~ ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *三条天皇のご様子があきらかにおかしいオープニングからスタート。  目が見えなくなり、耳も聞こえなくなり……政務どころか日常にも支障が出始めている。 (詳しくはわかってないけれど、道長にとって目の上のコブなのは確実……毒を盛られた説は根強く残っていますね) *三条天皇に入内した道長の娘・妍子が男皇子を産めなかったことも大きい。  産ま

    • 大河ドラマ「光る君へ」感想 (42)

       カオスな回でしたね……個人的にはワーストランキング上位に食い込む回でした。  いざ、感想をば。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *道長の三男・顕信の出家で取り乱す明子。  この時代、出家は自殺とほとんど同じ……末法思想も広まりはじめ、世を儚む人も増えていた。 (ここはね、よくわかるんですよ。明子の悲痛とか、すごくよく表現されてて見応えがありました。息子が若くして出家……そうだよなぁって) (ところで久しぶりに見た百舌彦、めちゃくちゃ立派になってた

      • 大河ドラマ「光る君へ」感想 (41)

         気がついたら三週分もたまっていた感想文!  職場では毎週ちゃんと掲示してるんですけどね~  なにせモチベーションが……(^^;  しかしまあ、んなこと言ってても仕方ないので、ここで一気に溜まった分を放出してしまおう! さくっとね! ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *時代は一条朝から三条朝へ。  顔面とか目力とか口調とか、なにかと圧の強い三条天皇。 (木村達成さんのこの三条帝、個人的にはけっこう好きです(^^))  実際、史実でもなかなかやる気の

        • 大河ドラマ「光る君へ」感想 (40)

           すっかり放置してしまってたnote感想文。  いや〜、紫式部の無理やりなねじこみ、ぼちぼちまたキツくなってきてますよね(^_^;) ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *前回の伊周に続き、一条天皇の最期の時が近づいている……  もちろん、史実でもそうなのですがやっぱり悲しい(T_T)  いろいろと文句を言いまくっている大河ですが、一条天皇のキャスティングには感謝しかないですね。あと行成も。  塩野さんの一条天皇、お美しいのはもちろん、実直なお人柄がう

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (39)

           日曜日です。  さてさて、今日も今日とて先週分のひかきみ感想をば。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *伊周さま、薨去。  ついに……( ;∀;) 正直、最後のほうはずっと痛々しかったので、 むしろもう早く眠らせてやってくれ……って感じではありましたね。  子どもたちに、道長の部下になるくらいなら出家しろ、と言い置いていくプライドと執念…… (↑↑↑ は『栄華物語』に載っているエピソード。  さらに『大鏡』では、息子の道雅が死の淵に立つ父を救うため

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (39)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (38)

           朝夕、すずしい日が増え、すっかり秋めいてきました。  みなさま、いかがお過ごしでしょうか。  わたしはあれほど渇望していた大河ドラマへの諦念から、毎週の感想まとめがついつい遅くなってしまってしょんぼりです。  気づけば毎回、日曜のお昼前後にあわてて投稿しているような……ふがいねぇ。  あと、最近はうっかりFF7リバースなんて始めちゃったもんだからただでさえ時間がかつかつなのに睡眠時間を削ることになってしまっております(自業自得)  だけどFF7、わたしはオリジナル版から

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (38)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (37)

           先週分に引き続き、さくっと感想! ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *源氏物語の製本作業……! (なんと中宮さまもおんみずから作業を分担!!(◎_◎;))  しかしこれはもはや、現代でいうところの、“同人誌づくり”の現場!  実際には、ほかにも『古今集』や『拾遺集』など、数々の和歌集も制作されていますね。(紫式部日記より) 道長の命令で行成ら能書家も参加していた、れっきとした後宮政策の一環でした。 (なんでまひろが自ら行成に依頼するねん……行成、四

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (37)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (36)

           すっかり忘れて放置していたひかきみ感想……(;^ω^)  いや、職場では毎週かかさずアップしてるので、それで完了した気になってましたね。  おかしいな、楽しみにしてたはずなのに……後宮出仕編、モチベーションあがらね~~~~~(爆) ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *妊娠、出産、祈祷に祝宴……大変、もりだくさんな内容の回でした! (ずっっと言い続けてるけど、ラブファンタジーパートよりもこういう儀式や慣習をもっと詳細に丁寧にやってほしい平安オタク)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (36)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (35)

           今週も職場では好評の大河ドラマ感想コーナーを流用! (不義の子・賢子の件からこちら、やっぱりモチベーションがダダ下がりなんですよね……( ;∀;))  ちなみに職場の展示はこんなかんじ。  うちの職場、つくづくフトコロが深い!! ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *やってまいりました、吉野山は金峯山寺!  道長はじめ、頼通や俊賢らが白装束を汚しながら必死で登っている様子が描かれました。  この白い装束、“浄衣”というやつですかね。  道長も前週

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (35)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (34)

           さぁ日曜日!  今週も時間がとれない日が続いたので、職場で続けてる大河ドラマ感想の掲示を流用して簡潔に感想をば。 (まひろ出仕からこちら、オリジナル要素がマシマシなのであまり感想がわかないというのもあり)  今週のトプ画は以前、上賀茂神社で拝見した曲水の宴。  ものすごく贅沢で雅な空間。  そしてせっせと働く童が今も昔もかわゆい。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *都へと押し寄せる強訴の僧侶軍団たち……  僧侶の集団が厄介なのは、この時代は仏教に

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (34)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (33)

           朝晩の冷え込みが秋らしくなってまいりました今日この頃。  みなさまいかがお過ごしでしょうか。  大河ドラマひかきみも残り2/5を切って、ようやっと藤式部爆誕。  後宮出仕が始まりました。  宮中での場面が増えるのは嬉しい反面、これからはみちまひベッタリでさらに嫁らも絡んでくるんかぁとソウルメイツファンタジー愛憎劇に今から憂鬱だったり。  以下、前回感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *100カメ in 藤壺  後宮での女房らのお仕事風景、

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (33)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (32)

           8月の最終週の日曜の夜は所用あり。  なんだかんだで結局、ちゃんと視聴できたのが木曜日になってしまった。  今期の大河は毎回、遅くとも月曜には視聴していたので、こんなに遅くなったのは初めてですね~  なんというか、やっぱりちょっと一線ひいてしまったんだろなって我がことながら思います。  今週のトプ画は広重の源氏物語!  実はあべのハルカスにて広重展を観てまいりまして、こちらの実物が展示されてて嬉しかった。  帚木巻、左馬頭が嫉妬深い女に指を噛まれて、すごすご逃げ帰る場面!

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (32)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (31)

           今週のトプ画は先日お参りしてきた丹後の山奥にある和泉式部のお墓。  標識や案内もいっさいなく、地元の方々の墓地のそばにひっそりと、でもいまだに大切に弔われておりました。  やっぱり魅力的な人ですもんね、和泉式部。  さてでは今週もさくっと感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *ついに、源氏物語の執筆が始まりましたね~(しかし感慨は薄い)  前回のラストシーンで、まひろをたずねてきた道長の目的は「物語を貸してくれ」 (いやほんとに。変装している

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (31)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (30)

           オリンピックで一週分、間が空くし、と余裕かましてたらもう今日は本放送日じゃないですか!  おわー  賢子ちゃんの出生云々からこちら、視聴テンションは下がる一方ですが、何はともあれさくっと感想。 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *前回から三年が経過した寛弘元年(1004年)  この年、実際に安倍晴明による“五龍祭”という雨乞いの儀式が行われたそう。  史実でも見事に雨を降らせることに成功し、晴明は褒美を賜っています。  やっぱり神泉苑で行われたん

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (30)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (29)

           パリオリンピックも始まり、テレビ放送も連日お祭りムードが漂っている今日この頃。  今週も、マイペースに大河ドラマの感想をば。 (ちなみに放送当日の日曜日は夏休みに突入して初めての家族レジャーのため、リアタイはかなわず。よって、今週はX(旧Twitter)の呟きもナシ) ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *一人娘をかわいがりつつ、あいかわらず漢詩を読み聞かせるまひろ。 (これ、父・為時の真似らしいけど、為時だって弟・惟規の時には失敗してるのに……(^

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (29)

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (28)

           おそくなりましたが第二十八回感想!  赤子に漢詩読み聞かせるまひろ、才女通り越してもはや滑稽!笑 ⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆ *まひろがかわゆい赤ちゃん(不義の子)をあやしていると、弟の惟規が「宣孝さまに似てるね~」 (ナチュラルに地雷を踏んでいくスタイル) *やる気スイッチが入ってるのか入ってないのかよくわからないまま、道長は一帝二后の策を推し進めていく。 (前回、晴明の提案に「なんだって!?」みたいな表情で終わってませんでしたっけ?? 柄

          大河ドラマ「光る君へ」感想 (28)