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大河ドラマ「光る君へ」感想 (37)



 先週分に引き続き、さくっと感想!


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源氏物語の製本作業……!
(なんと中宮さまもおんみずから作業を分担!!(◎_◎;))
 しかしこれはもはや、現代でいうところの、“同人誌づくり”の現場!

 実際には、ほかにも『古今集』や『拾遺集』など、数々の和歌集も制作されていますね。(紫式部日記より)
道長の命令で行成ら能書家も参加していた、れっきとした後宮政策の一環でした。
(なんでまひろが自ら行成に依頼するねん……行成、四納言のなかではあんな扱われ方してるけど、れっきとした上級貴族やぞ。従二位の参議さま相手に一介の女房がそんなことできるわけがなかろうが(さすがに怒))

 それにしても、印刷&製本技術のない時代。
 ああやって一冊一冊、手作業で作っている風景を映像で見られるのは貴重!

 そして本日一番のビックリポイント。
帝や公卿たちの御前で物語を朗読する会!!!

 これってつまり、皇居や国会で、巷で流行りのアニメを上映するようなもんですよね(◎_◎;)


*伊周はまだ呪詛を???????
 またかよ……これまで成果ゼロなのに……せめて呪法変えなよ……ずっと同じ文言じゃん……


*「罪と罰……」などと、急にドストエフスキーのようなことを書きなぐり始めるまひろさん(いつも唐突)

 かと思えば急に実家に帰り、ハイボール飲んでウェ~イ(違)して、年頃の娘をはじめ家族らに自慢話を始めるまひろさん……(アイタタ)
(そりゃ娘の心も離れちまいますわ……逆になんで中宮さま(&その父・道長)はあんなにまひろ大好きなのか……一話からずっとまじめに追いかけてるけどまったく好感持てないんだが (^^;))


 道長もね、「次の東宮さま……」なんて重要国家機密事項を元カノにポロリしてはいけません!
(さすがにアホなのか? と思っちゃったわ)


 こちらの美術展ナビさんの解説、毎回ほんとに感服します。
 こまかい埋め込みもちゃんと拾ってくれてるし、人物造形の浅いところや設定の粗を感じさせず、むしろうまくフォローしつつ、綺麗な言葉で表現してまとめられてて、脱帽。
 脚本家さん、こちらのライターさんに足向けて寝られないですよ。こんなに持ち上げて書いてくれて……( ;∀;)



*いっぽう、まひろのもとへ、久しぶりの来訪が。
「源氏物語、読みましたわ」
と、不敵に笑う清少納言はまひろに何を語る……
(なんかギリィ……ってしてましたよね?? は~めちゃくちゃ不安(-_-;))


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~ 今週の小ネタ ~
*鬼やらい、追儺ついな……
 大晦日の晩に、お面をかぶった方相氏ほうそうしと呼ばれる役の者が、太鼓などではやしたてながら、鬼や厄を追い払う儀式。今の節分のもとになったともいわれます。

 ドラマにもあったように、紫式部日記には1008年のこの日、引き剥ぎ(強盗)が押し入り、式部の同僚女房らが被害に遭った。
 式部は弟の惟規を呼ぼうとしたが、すでに帰ってしまっていて、他の者(式部の丞・資業)が一人で対処にあたったという。
 後々、「わざわざ自分から口出しして名指しで呼んだのに、惟規はさっさと帰ってしまっててほんとなさけない」とか、「衣を奪われて裸で震えてる人たち、ちょっと笑えた」とか書いてて、性格ワルイなぁと感じますね(笑)


*源氏物語33帖・藤裏葉ふじのうらば………
 光源氏39歳。事実上のトップの地位・准太上天皇となり、長男・夕霧も結婚。帝や上皇を自邸に行幸させるなど、まさに栄華を極めた頃の話。
 源氏物語は三部構成が通説となっているが、その第一部がちょうど完結したあたり。
 このあと何が起こるのか……もちろん、人は誰しも老いていくものですから……


 次回、ついに、ききょうvsまひろ!?
 あと伊周さま、またボロボロに??(言わんこっちゃない)





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