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大河ドラマ「光る君へ」感想 (43)



 モチベーションダダ下がりのまま、感想文も三週目です。

 はりきってこ~~~~

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*三条天皇のご様子があきらかにおかしいオープニングからスタート。

 目が見えなくなり、耳も聞こえなくなり……政務どころか日常にも支障が出始めている。
(詳しくはわかってないけれど、道長にとって目の上のコブなのは確実……毒を盛られた説は根強く残っていますね)

*三条天皇に入内した道長の娘・妍子が男皇子を産めなかったことも大きい。
 産まれたのが皇女であったことで、道長は不機嫌をあらわにした、という古記録も残っています。
(こういう道長の抜け目のない感情の機微をちゃんと描いてくれたらいいのに……)


*息子やその嫁たち子たちを囲んだ家族団らん的な場でも、道長は頼通の妻・隆姫に「御子産め」プレッシャーをかける。それに対して冷ややかな倫子、頼通、まひろ。


*彰子のもとへやってくる敦康親王。
 とても晴れ晴れぢた表情でおだやかに大人びた会話を。
 光源氏と藤壺宮ごっこは終わったようです。
(というか、めっちゃフツウに御簾なし対面してたしな)



*ところで、ここにきてロバート実資は大活躍ですね!
「幼い東宮を即位させ、政を思うがままにしようとしていることは明らか」
「そもそも左大臣殿に、民の顔なぞ見えておられるのか!」
 ド正論すぎて反論できない道長……いや、しないのか?
「意味がわからぬ」は、はたして真意なのか虚勢なのか……
(表情わかりにくすぎて視聴者のほうがもっと意味がわからないんですけどももも。前回、宇治で泣いてた人はいったいどこへ?????)

*だけど、今回の不憫な人ナンバーワンは間違いなく行成。
「私のこと何だと思ってるの!?」ってとうとうキレちゃう彼女ムーブにはちょっと笑ってしまったけどw

 仕事のできる男であったばかりにずっと激務をまかされ、
 地方で蓄財に励みたいってお願いしても「お前はオレのそばにおれ」って……
“都合のいい女”みたいな扱いでなんかイヤだよね、そりゃ(^-^;)
(でも結果的には、マジで大宰府には行かなくて良かったよ、行成、マジで! 後世の歴史学者さんたちもだいたいみなさんそう言ってるよ!)

*そんな行成に代わり、大宰権帥だざいごんのそち(つまり副長官)になるのが我らが隆家です!!
 眼病がお辛そうな竜星隆家でしたが、(眼帯とかさらしとか、なんかないもんか?w)このあと大きな活躍の時が待っておるわけで。

 そして隆家が大宰府へ下向する=為賢=双寿丸も大宰府へ行くということに。

 賢子との別れが近づく(いつのまにしっかり恋人になっていたのか?)

 失恋に落ち込む賢子に、スナックまひろ再び(笑)


 賢子は顔を上げ、双寿丸を景気よく送り出す宴を開くのでした。(めでたしめでたし)

 まあそういうわけなんで、

 史実でもお隣さんで、年齢差はあれど馬が合ってたのか仲が良かった二人。
 やっっっっと会話するシーンを見れましたね。
(欲をいえば、布衣のまま実資をたずねたりしちゃう隆家が見たかったけど、もう多くは望むまい……)


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~ 今週の小ネタ ~
*藤原行成………
 実直で勤勉、能筆なだけでなく発声もよかったため、儀式や文書作成に非常にこき使われ重宝された。
 一条天皇も道長もその人柄と才覚を寵愛し、長らく蔵人頭(天皇の秘書長)を務め、その後は道長の右腕として働いた。
 彼の日記・権記には元祖社畜と噂されるほどの激務で鬱状態になってるらしき記述も。ある意味、達観しているところはあったんだろうなぁ。

*大宰権帥………
 九州の大宰府にある鎮西府の副長官。
 長官は大宰帥だざいのそちであるが、これは親王職であり、肩書だけの職。実際のトップは権帥だった。
 ぶっちゃけ、貿易の上前でめっちゃ儲かるので(平清盛なども大宰府で蓄財したり)人気の高い官職だったそうな。


 さてさて次回、ついに「この世をば……」が!
 そういえば、「めぐりあひて……」はどこいったんだっけ……??


 今日はもう月曜。
 この後、謹んで視聴いたします。。。





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