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ともに過ごす、年月よ。
今日も、おつかれさまでした。
今朝は久しぶりに、真っ白に霜がおりて。
うすい水色の朝、次第に霧も広がって。
今日はそれを見ながら、冬の晴れた空色の器で、朝ごはんのお茶漬けをすすっておりました。
うちには、空の色の器がありまして。
夏の晴れた空、冬の晴れた空、曇りの空、夜が更けたばかりの空。
そのあと今日は次男のサッカーへ。
冬季リーグ戦のスタートでした。
え?
1、2月はシーズンオフじゃないんですか…?
この寒い土地で、冬季、やりますの?
タイツにレッグウォーマー、靴下2枚を重ねて。
でも、霧は晴れて、この時期にしては上出来の晴天。
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話は戻って。
空色の器、と我が家で長く愛用しているのは、イッタラのものです。
正式な色名は、ターコイズ、ライトブルー、パールグレー、ドッテドブルー。
色物はこれ以外あまり持っていないのだけど、使うたびにうれしくなる、空色の器です。
最近、日々の暮らしの中で思うあれこれ。
年齢を重ねることの最大のよろこびは、愛着のあるものが増える、ということかも。
朝起きてから、何気なく手に取るものが、ふと思うともう長く気に入って使っているもの、何年くらいだろう…と思うと、静かにじわりと満たされた気持ちになります。
朝イチ、お湯を沸かすのに使うケトル。
次男が生まれて仕事復帰したとき、エプロンの星の刺繍が増えた記念に買ったものだ、たしか。
コーヒードリップ用のいいもの、と迷って買ったタカヒロのステンレスケトル。
使い込んで、いい味出てる。
コーヒーのドリップもするし、カップラーメンのお湯も沸かすし、観葉植物の水やりにも使ってる。笑
麦茶を沸かす用のポットは、野田琺瑯の鮮やかなオレンジ色のもの。
神戸を出て、今の土地で暮らし始めるとき、相棒として買って連れてきた。
ひとり暮らしの寒いアパートのキッキンで、しゅんしゅんと白い湯気をあげるあの光景を、今でもはっきり覚えている。
もう13年、今は、これまた色合いの少ないキッキンを、唯一ぽっかりあたたかな色で照らしている。
ルクルーゼの鍋は、25歳くらいのときに買った。
会社をやめて、神戸の小さなビストロでソムリエもどきをしていたとき、店で使っていたルクルーゼに惚れ込んでしまった。
ひとり暮らしなのに、ずっと使えるものを、と大きめを買ったので、もちろん今でもよく使う。
デューン、というあたたかな色もずっと大好きです。
他にも、いろいろ。
使い込んで景色に馴染んでいて、でもふと見てやっぱり好きだなぁ、と見惚れたり。
それを買ったときのことを思い出したり、それからの年月を思ったり。
そんなことが、日々の瞬間をさりげなく支えてくれている、そう気付くことが最近多いのです。
年月の経過を愛しく思い、またこの先、月日がたっていくのを楽しみに思える。
その中身がどうであれ(とまでは思えないにしても…)、好きなものとともに、月日を過ごしていくことは、それだけで価値があるんじゃないかな、と思えたりする。
何が言いたいんでしょうね。
最初に戻ると。
こんなとき、歳を重ねるっていいもんだなぁ、と思えるってことです。
いろいろあるけど、まぁそれでも、シンプルにその過ぎた日も価値があるように思える、ってことかな。
なんだか。
おばあちゃんのつぶやきみたいに、今日は終わります。ふふ。
読んでいただいて、ありがとうございます。