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「ほうれんそう」の流行の裏側に。

人と話すとき、上手く伝わらないと
感じることはありませんか?


こうした時、「『報・連・相』を大事にね」と聞いた経験は誰もがあるのではないでしょうか?

一度は聞いたことのある言葉。
先日、卒業生(22歳)と話した時も、自然と
「先輩になかなか『報・連・相』出来てなくて…」
と出てきたので、現在もまだ主流なのでしょう。

念のため『報・連・相(ほうれんそう)』とは…

「報告」「連絡」「相談」を分かりやすく”ほうれん草”と掛けた略語。主にビジネスにて使われる。

『wikipedia』より

意思疎通や状況の把握などのために必要とされますし、また組織風土の風通しを良くするための標語としても使われます。

ただ、一部には
「『報・連・相』は古い」
「『報・連・相』には欠陥がある」

という否定的な意見もあります。


そこで登場したのは

『空・雨・傘(そらあめかさ)』

という思考法。

さてこれも確認しましょう。

マッキンゼーの日本支社が開発したフレームワークという問題解決の一つの「型」で、問題解決というよりも、日々の仕事やコミュニケーションの改善に使える万能ツールです。
ソラ・アメ・カサは、
ソラ「空を見ると曇ってきた(事実)」
アメ「雨が降りそうだ(解釈)」
カサ「傘を持っていこう(判断)

というシンプルな構造です。

『ITメディアエグゼブティブ』より一部改変

事実・解釈・判断を伝える
問題解決思考のフレームワークとして、
非常に有効な考え方です。

私も新人育成や1on1ミーティングの時に
この手法を取り入れておりました。


でもね


まだ認知度低いよね?

ハジメテキキマシタ顔を何人にされたか。

なんでだろ。



ゴロの悪さかな?

『報・連・相』はリズムよく言いやすい言葉。
『空・雨・傘』はちょっと噛みそうな言葉。

言いづらいと日常会話での
登場頻度は減りますからね。


でもそれだけでしょうか?


もう一つ要因があると考えます。

それは


この考え方には
ステップが必要だから。

足元見ないで登れるの凄くないですか?

『報・連・相』
「報告」「連絡」「相談」の頭文字を取っているから
直接結びついて、わかりやすいですよね。

しかし『空・雨・傘』は、思考法として
まず「空」「雨」「傘」を思い描きます。
次にそれぞれのストーリーを思い描きます。
「空を見ると曇ってきたな」というように。
そしてようやく
「事実」「解釈」「判断」のポイントに
辿り着くのです。

日々かなり意識をしていないと、
思い出すのに時間がかかる。
ちょっと瞬発力にかけるのですよね。

人にものを伝える作業は
瞬発的なものが多いです。


だから『空・雨・傘』
理に適っているけれど、
大流行まで至ってないのではないか
と感じるのです。
※いや!流行してるから!
という声もあるでしょうけど


標語は「直接的」でこそ流行する。




🔷余談

「おひたし」「こまつな」「ちんげんさい」
まであるんですね。

でも『空・雨・傘』と一緒で
思考が直接的でないから、多分
流行はしないと思いますよ😁

それこそ忘年会や新年会の話題で
『よ!座布団1枚!」
くらいにはなると思いますが😁

なぜ巨大ナスビを運ぶのだ。

【本日のまとめ】
ー 隠れた良いものは、見づらい ー
中身を磨いても、知られないと認知されない

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