【学生向け】就活へ向けて自分なりに考えて作ってみよう~カメラワーク編~
こんにちは、エモリア広報エーモンですっ!
エモリア「YouTube第3弾!!」です。
今回も3Dアニメ―ターを目指す学生向け
【就活へ!】というお題で
「カメラワークの勉強でカット割りをしてみよう!」
というわけで長めの3Dアニメーションで「カット割り」にしてみました!
※この先は、エーモンは別な方にバトンタッチですけどね!
そもそも就活にカメラワークは必要なのか!?
少し話し変わって3Dアニメーター志望として、カメラワークのある作品は必要か?
答えとして【あった方が良い!】です。
それは、受かる確率が上がるからで理由は以下記載となります。
就職活動では、自分が進みたい方向によってカメラワークを活かした作品が必要となります。
例えば、CGプロダクションやアニメ会社の3DCG部門はカメラワークの知識が必須です。
監督で無くても、3Dアニメーション制作側が一人のカメラマンとして意識(マインド)と知識や技術(アウトプット)が求められます。
また、ゲームのモーションデザイナーでも、ゲーム内カットシーンを制作する事があります。
そのため、ゲーム制作会社でもカメラワークがアピールできる作品がある方が有利になる場合が多いです。
「伝えたい事は何か?」が最初
本題に戻りましてカメラワークというお題ではありますが、
実際には映像を通して「伝えたい事は何か?」をはじめに決めます。
アニメーションでも同じですが、
ビジュアルを通して、伝えたい事を明確にした上で、
「どうやったら伝わるか?」
で手法としてカメラワークを使います。
カメラワークはあくまで手段であって、目的ではないという事です。
【見せたいもの(メインの対象物)】
【見せたくないもの】
【見せたい順番】
を考えて、それぞれ合ったカメラワークをしていきます。
案出し1【カメラを複数置いてみる】
カット割りの案出しとして、【3D上にカメラを複数置いてみる】手法があります。
簡単にカメラを配置できるので、3DCGの利点です。
いくつもパターンを検討がすぐにできます!
しかも、3DのDCCにあるコンストレイント機能を使うと更に便利です。
カメラをキャラクター(メイン対象物)にコンストレイントすれば非常に楽に早く検討材料が揃います。
▼カメラの複数配置とコンストレイント機能を利用の例
▼カットごとのパターン出しの例
案出し2【サムネイルスケッチ】してみる
カット割りをする際に、ただ闇雲にやっても難しいです。
色々な世にある作品から学びつつ、モノマネしつつ、案出ししてみます。
案出しでは、【サムネイルスケッチ】というオススメ手法があります。
サムネイルスケッチとは小さなラフスケッチのことです。
今回のカット割りでは、下記のポイントをザックリ描きます。
・メイン対象物のサイズ
・カメラの高さ(ポジション)、角度(アングル)
・カメラの動き
今回は付箋を使用してみた例を掲載します。
いったん1カット目3パターン、2カット目2パターン…といった形で複数のカットパターンを用意します。
ペタペタ貼って組み替えつつ、検討出来ます。
上記のように一度描いてしまえば後は色々なパターンを考える事が非常に楽に行えます。
更に、「こんなパターンもアリかも!?」と頭の中だけでは思いつかないパターンが出る事もあり、ビジュアライズする(可視化する)メリットが非常に高い手法です。
こういった試行錯誤をする事で、自分の中にアイディアも蓄積していきます。
真似しよう!
実際には、他作品のオマージュやインスパイアして制作する事をオススメします。
要は真似る事です。
真似た方が良い理由は2点あり、
カメラワークが難しい事と求められるレベルが高い事です。
上手いイラストを描くために真似た方が良い事は皆さんも分かっているかと思います。
それと同じように伝えたい事をカメラワークを利用しても伝える事は、なかなか難しい事だからです。
難しい!とハイレベルである必要性が高いことは、専門分野として職種が分かれている事からも気づくと思います。
ストーリーボードアーティスト、レイアウトアーティスト、プレビズアーティスト、という職種があるくらい知識量もアウトプット経験も長けた人たちが存在します。
質の良い作品がたくさん出回る中で、我流でやっても良い作品が出来る事は難しいです。
視聴者は、今の世の中でほとんどの方々が目の肥えた方々になるためです。
最初は短い作品を作ろう!
初めから超大作を作るはやめましょう。
精度が低いものが出来上がってしまう可能性が高く、自分のモチベーションも下がる可能性が高いです。
そのため、2,3カットのカット割りなど限定して、しかも世の中の良いと言われる作品を研究して作ってみた方が賢明な考え方となります。
▼下記事でも、カットシーンについて触れていますので是非ご覧ください
※注意
他作品のカメラワークを真似る際の注意点が2点あります。
1点目は判断が難しいのですが、
画面効果(特殊効果)やエフェクトなどモリモリで他にも情報量が多い(例背景が緻密など)作品は、モノマネしてもなかなか同じようにイイ感じになりません。
カメラワーク以外での演出(画面効果、エフェクト)での魅力がそのカットを盛り上げている可能性が非常に高いからです。
2点目として奇抜なカメラワークは、前後のカメラの流れを含めて見た上で、良く見える場合が多いので、一部を真似ても上手くいかない事が多々あります。
これは研究した段階で気づけばいいのですが、経験値があまりない時点では他に人(先生など)にも意見を伺うと良いかと思います。
まとめ
今回はかなり難しいカメラワークをテーマとなります。
まず第1に「伝えたい事は何か?」を明確にします。
伝えたい事が伝わるようにカメラワークを考えて作ります。
他には、
・案出ししてみる(複数を検討する)
・まずは短い作品にトライしてみる
・他の世の中の良い作品を真似る
カメラワークは難しいですが、面白いので是非チャレンジしてみてください!
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