『空気を読む脳』を読む~「空気」の支配を脳科学から理解する
『空気を読む脳』は脳科学者の中野信子による雑誌の連載が一冊の本になったものです。かなりわかりやすく読みやすい本です。
1.脳と感情的な行動の関係『日本人』を語るほとんどの書籍で指摘されている通り「空気」は日本人の行動原理に大きく影響を及ぼしています。そういった行動を作者は脳科学を使って説明しました。
「汚く勝つより美しく負けたほうがよい」という考え方が、特にスポーツの場などで言われますが、これは前頭前野の一部にある一般的に「社会脳」と言われている領域で判定されています。