Makoto_Kubota

上海で人事コンサル・研修企業を経営をしています。働く人がワクワクして真剣になる、そんな組織づくりを支援。人の動機付けや、信頼関係創りなど組織づくりに役立つ情報発信、人事に限らず人・組織づくりに興味があれば気軽にお読みください。

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マガジン

  • コロナ渦での中国渡航の記録

    「東京-中国」の往復に必要な準備や隔離生活などを細かく記録しておきます、これから中国へ渡航される方に少しでもお役立ていただければ嬉しいです!

  • 海外で働くとき、必ず役に立つ書籍の解説と紹介

    中国を中心にアジアで仕事をしている私が読んだ本の中で、これは役に立ったと思った本を紹介し、簡単に解説しています。記事を読んでもらって、これもっと深く知りたいなと思ったらアマゾンでポチっと!

最近の記事

「中国人社員の主体性が足りない」は、一朝一夕では治らない

中国で人材育成に携わって10年になりますが、間違いなく一番多いご相談は「中国人社員の主体性が足りない」と言うものです。原因はたくさんあると思いますが、おそらくは「言っても無駄」という経験の積み重ねだと思います。少し心理学的な知識も加えて考察します。 無力感を作るプロセス 人に限らず動物は、不快な刺激を自分の努力で取り除けない経験を繰り返すと「頑張っても無駄、行動しても無駄」と、経験から学びます。 例えば、人手不足の施設で育った子供は、他の子供と比較して、好奇心や関心を示

    • VUCA時代に理想的なエンパワーメントされた組織の創り方③「自律した成長を促すルール創り」

      前の記事に引き続き、「社員の力で最高のチームをつくる: 1分間エンパワーメント」を読みながら、ブツブツ独り言を書いて行こうと思います。前回の記事ではメンバーをエンパワーメントするためには3つの施策が必要で、その1つ目は「情報共有」であることが分りました。この記事では2つ目の施策である「ルール・仕事の枠組み作り」について読み解いていきます。 仕事の枠組みやルールとは何か? 当然、メンバー自身がオーナーシップを持ち、考えて行動することを期待するなら、枠組みやルールは少ない方が

      • 中国渡航用PCR検査受診クリニックの探し方

        現在、中国に渡航する際は中国政府が指定したクリニックで搭乗48時間以内に受診したPCR検査の陰性証明書を事前申請して、HDCコードの取得が義務図けられています。今回は政府指定クリニックをどう探すか?について記事に記録しておきます。あくまで私の備忘録代わりに書いているので、読みにくい・分かり難いのはご容赦ください。 HDCコードの申請については、以前に「中国渡航時の事前申請HDCコード申請から取得まで」という記事を書いたので、そちらをご覧ください。 また、私が渡航したスケジュー

        • VUCA時代に理想的なエンパワーメントされた組織の創り方②「オーナーシップを高める情報共有」

          前の記事に引き続き、「社員の力で最高のチームをつくる: 1分間エンパワーメント」を読みながら、ブツブツ独り言を書いて行こうと思います。 『エンパワーメントを高めるぞ!』と言っても戸惑うだけ 「エンパワーメントを高めるぞ!」とマネジャーが伝えても、メンバーから見れば、「何か面倒臭そう…」「忙しいのに…」と多くのメンバーが前向きにはならないです。これは、「WIIFM=What,s In It For Me(自分にとって何の意味がるのか)」が分かっていない状態だと、本書では語ら

        • 「中国人社員の主体性が足りない」は、一朝一夕では治らない

        • VUCA時代に理想的なエンパワーメントされた組織の創り方③「自律した成長を促すルール創り」

        • 中国渡航用PCR検査受診クリニックの探し方

        • VUCA時代に理想的なエンパワーメントされた組織の創り方②「オーナーシップを高める情報共有」

        マガジン

        • コロナ渦での中国渡航の記録
          13本
        • 海外で働くとき、必ず役に立つ書籍の解説と紹介
          37本

        記事

          VUCA時代に理想的なエンパワーメントされた組織の創り方①「そもそもエンパワーメントって何?」

          有名な良書である「1分間エンパワーメント」を読み進めながら、エンパワーメントへの理解を深め、実際に自分の組織で実践するなら、どうやるの? という視点で本と対話していきます。もし今後自分の組織をエンパワーメントさせていきたいと思っている方のお役に立てば幸いです。 本との対話(独り言)を忘れないように「自分用」にメモしたものなので、読みにくい点はご容赦ください。 多くの組織が目指す姿は「エンパワーメント」 簡単に言うと、エンパワーメントされた組織では、現場のメンバーが指示待ち

          VUCA時代に理想的なエンパワーメントされた組織の創り方①「そもそもエンパワーメントって何?」

          中国渡航当日のスケジュール

          現在、中国に渡航する際は空港到着後そのまま隔離ホテルに輸送され、8日間の隔離生活を余儀なくされています。私もコロナ渦で一時帰国は今回で4回目ですが、今回は以前とは異なる点がいくつかあったため、noteに記録しておきます。一度隔離ホテルに入ってしまえば、後は部屋から出れない中で生活をするだけなので、されるがまま状態です。恐らく渡航時に一番ドキドキするのは渡航当日だと思うので、渡航当日のスケジュールを時系列に沿ってご紹介していきます。 私が渡航したスケジュールは2022年11月1

          中国渡航当日のスケジュール

          中国渡航時の事前申請「HDCコード」申請から取得まで

          中国渡航される方は、事前PCR検査を受診し結果を事前申請し「HDCコード」の取得が義務付けられています。コロナ以降、4回渡航していますが、毎回このHDCコードに関しては、やり方を忘れてしまい一から調べているので、今回は次回の為に記録に残しておきます。これから中国渡航される方にも役立てて頂ければ幸いです。 ※2022年11月18日渡航時のプロセスになるので、時間が経てば恐らく変わると思うので、活用される方は参考までにご覧頂き、必ず中国大使館のHPで最新情報をご確認ください。

          中国渡航時の事前申請「HDCコード」申請から取得まで

          「上海→日本」帰国記録(MySOSが進化してた!)

          久し振りに上海から東京へ一時帰国しましたが、以前とは少し手続きが変わっていたので、記録しておきます。今後、帰国される方の参考になればと思いますが、くれぐれも最新情報を確認して頂けますようお願い致します。 結論だけ先に。My SOSは必ず登録を! 帰国するために必要な書類 まずは日本に入国するために必要な書類を揃えていきましょう。 2022年10月28日段階では以下3つのいずれかが必要です。 ・有効なワクチン接種証明書 ・出国前検査証明書 ・質問票(MySOSで入力) 有

          「上海→日本」帰国記録(MySOSが進化してた!)

          Trip.comの実証実験から、上海ロックダウン後のリモートワークの在り方を考察

          ロックダウン中、「リモートワークにおけるマネジメント」というテーマで色々なところでお話しさせて頂きました。講演後にご参加された方の中で、こんなご意見を頂きました。 「中国人スタッフにはリモートワークは合わない?」 「そもそも、リモートワークを中国人スタッフは希望しない?」 確かに弊社のように研修を生業としていると、オンラインではなく、集合研修を希望されるお客様が日本よりも多いと感じています。 「リモートワークに対する捉え方が、日本人と中国人で異なるのか?」 2021年にTr

          Trip.comの実証実験から、上海ロックダウン後のリモートワークの在り方を考察

          ロックダウン中のマンションで起きたチームビルディング(後編)

          前編に続き、僕が住むマンションに関わる人達の関係性が大きく変わり、その経緯をチームビルディングの観点で考察してみます。主な関係者は「マンション管理会社のスタッフ」と「マンション住人」で、合わせて300名程度です。 ロックダウンが終わらない(4月2週目) 前編の最後は「混乱期」で、マンションのグループチャットが管理会社への不満でいっぱいになっている状態でした。最も不満が爆発したのが、当初隔離解除予定だった5日を過ぎたあたりです。 この5日を過ぎたあたりから、これまで不満へ

          ロックダウン中のマンションで起きたチームビルディング(後編)

          ロックダウン中のマンションで起きたチームビルディング(前編)

          既にご存知のように上海では2022年4月1日から新型コロナウィルス感染拡大によりロックダウンを行っています。僕が住むマンションも例外なく4月1日よりロックダウンされていますが、マンションに関わる人達の関係性が大きく変わり、その経緯をチームビルディングの観点で考察してみます。主な関係者は「マンション管理会社のスタッフ」と「マンション住人」で、合わせて300名程度です。 (少し長くなるので前編・後編に分けて書くことをご容赦ください) ロックダウン前の状態 2021年5月に今の

          ロックダウン中のマンションで起きたチームビルディング(前編)

          正義の押し売りさんに「認識論的質問」を実践してみた

          前々回、前回に引き続き、頑固な人の考え方を変えるのに有効だとされる「認識論的質問」を、色々な場面で実践しています。 前々回は、言葉がきつすぎるパワハラ上司。前回は、飲み会こそが部下との信頼関係を作る最良の方法と信じ切っている上司と試してきましたが、今回は「正義を押し売りする人」です。普段であれば、出来るだけ避けたいタイプですが、あえて対話をしてみました。 (予想通り、最も効果が低かったです・・・) 中国は悪、すぐに撤退すべきと主張する役員 実は、今回「認識論的質問」を色々

          正義の押し売りさんに「認識論的質問」を実践してみた

          飲み会が最良のコミュニケーションと言う上司に「認識論的質問」を実践してみた

          前回に引き続き、頑固な人の考え方を変えるのに有効だとされる「認識論的質問」を、色々な場面で実践しています。前回は言葉がきつすぎるパワハラ上司に試してみましたが、今回は「部下との信頼関係は飲み会で作られる!」と信じ切っている経営者との対話を記録しておきます。 「認識論的質問」がどんなものかは、前回の記事をご覧ください。 飲み会大好き社長との出会いクライアントの人事部長から「エンゲージメントサーベイの結果がとてつもなく悪化してしまい心配だ。でも、社長は人事については自分なりの考

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          パワハラ上司に「認識論的質問」を実践してみた

          頑固な人の考え方を変えるのに有効だとされる「認識論的質問」を、色々な場面で試しています。研修講師を生業としているため、自分の備忘録的に記録していきたいと思います。さて、どの程度効果があるのか? 認識論的質問を簡単に言うと初めてに「認識論的質問」を簡単にだけ説明しておきますね。 どんな人も「経験」や「常識」などいくつかの思考プロセスを経て、信じている「真実(信条のようなもの)」が形成されます。これを真っ向から否定すると、より頑なになり自分の意見を曲げない。こんな頑な考え方を、

          パワハラ上司に「認識論的質問」を実践してみた

          惚れ込んだ企業理念は、一生自分の軸になる

          上海がロックダウンされるというビジネス上最大の危機をむかえるにあたって、自分自身の感情・考え方を振り返る良い機会になったので、noteに記しておきます。 3月以降の封鎖隔離僕の住む上海は、新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、3/28から浦東エリア、4/1から浦西エリアが大規模なロックダウンに入ります。それ以前に、3月以降、陽性者・濃厚接触者が発見されたオフィスやマンションが次々と突然の封鎖隔離が実行されています。僕が住んでいるマンションも、濃厚接触者が住んでいた為、突然48

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          気が付いたら隔離されてました・・・ 上海日本人陽性者発生により

          先日、48時間の突然くる隔離に遭遇しました。Twiiterなどで断片的な情報はありましたが、時系列で細かく書いてある情報がなかったので、今後同じような境遇になる人もいるかと思い記録しておきます。但し、僕の住むエリア、マンションでの話なので、場所によって異なる部分があります。あくまで参考までに読んで頂ければ嬉しいです。 僕の置かれていた状況は少し込み入っていたので先にお知らせします。 ・隔離後、すぐ中国国内での出張を控えていた。 ・出張後、すぐに一時帰国を控えていた。 では、隔

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