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こんな時代に、なぜ私は本屋を開くのか④

クラファンも一ヶ月が経ち、折り返し時期となりました。

そんな矢先、左目に謎の白いブツブツができました。

左目をベーっと下におろすと、粘膜の裏に一粒いて。朝昼夜と時間が経つにつれて大きくなり、夜は最高潮にゴロゴロ。

朝、顔を洗うとポロリととれます。
これが毎日、繰り返されまして、地味に不快です。

痛いというよりも異物。
マイボーム腺機能不全ではなかろうかといわれています。

ストレスが溜まると、私は歯が痛くなったり、口内炎とか粘膜に何かができがちです。

…全然、キラキラした話ではなくてすみません。

さて、クラファン開始30日目あと26日、74人約58万円(達成率29%)のご支援をいただきました。折り返し地点です。

ご支援・応援いただいた皆さま、ありがとうございました!!

1月は、本当にいろいろありました。

金融公庫関連、物件内の什器の何を引き取り、何を撤去してもらうかなどの打ち合わせ、鍵の引き取り、内装工事のツメ、コーヒーマシン関連の打ち合わせ、ロゴ・看板選定の打ち合わせ、いろいろなものの契約書や保険関連の取り交わし。毎日のクラファンページのコラム投稿と告知…。

記憶がないくらい忙しかったです。過去イチかもしれません。

でも、ストレスだと思うと本当に辛くなってくるので、

「ヒマよりいいぞ、物件が決まらなかったころのことを思い出してみるんだ。こんなこと、人生に早々、何回もないぞ、いいぞいいぞ楽しもう」

と、毎日、自分に言い聞かせて。

夜、寝るときに、
「ああ、今日もとにかく終わった、よかった。ありがたいぞ、奇跡だぞ」と、呟いてバタン。

…情緒が、という感じですね笑。

とにかくいろいろあり、ざっくり言えばおかげさまでいろいろな方の手助けもいただきながら進みました。

そして、今、クラファンの達成率としては29%です。
時期でいうと半分のいま、この達成率で本当に大丈夫なんだろうか?

そう思うといても立ってもいられず、クラファンについてちょっといろいろ調べてみました。

どうやら、終了5日前までに40%に持っていくと、達成率がぐんと上がるようです。

ちなみに、うちは2/28終了ですので、5日前というと2/23。
そんな短期間で、一気にいくものなんでしょうか…?

ニジノ絵本屋のあやさんとも相談して、とにかくやれることは全部しようということで、これからPR TIMESに広告を打つことにしました。

どれだけ効果があるかはわかりませんが、何もしないよりはと思います。

web取材も2件、いただけることとなりました。(はっきりしましたら告知いたします)

あとは、ポスティングチラシを用意することに。
これは、クラファンのお知らせかねて、オープンのお知らせとして国立市の店舗近辺で配布します。

とにかく、毎日、私の知り合いの皆さんが応援メッセージコラムを寄せてくれることが心の拠り所です。

今、26人の方の応援メッセージが公開されています。

最終的に40人+αくらいの方々に書いてくださり、ほぼ原稿や画像が手元に集まりつつあります。

こんなにたくさんの方に応援メッセージを書いていただき、これまでリターンを申し込んで下さった方々に、達成しなくて送れなくなったらどうしようと、考えると白髪が増えそうです。目にブツブツも湧くというものです。

いや、抜け落ちるんじゃなくて、白髪として頭に残ってくれるならいいや。いいんだ、と思うことにしました。

いまさらですが、クラウドファンディングというのは、インターネットを通じて、人々に比較的、少額の資金提供を呼びかける仕組みです。
だいたい3000円くらいからとなります。

「ALL or NOTHING」という仕組み上、目標額に1円でも到達しないと不成立になってしまい、それまで集まった支援金が受け取れなくなり、リターンというギフトも支援してくださった方にお送りできなくなってしまいます。

わかっていたつもりですが、本当に実際にやらないとわからないことって、あるものだなと思いました。

支援方法は、クレジットカードまたは銀行振込がご利用いただけます。

ご支援いただいた方には、「冊子・書店有給休暇ができるまで」「読める珈琲ウイークリーセット」「読める珈琲豆セット」「有給休暇雑貨セット(オリジナル雑貨)」など、金額に応じてお礼のリターン(ギフト)をご用意しています。

ちなみに、私が当初思っていたより、お申し込みが多いのが「選書セット」です。
おまかせ選書セットプラン10000
おまかせ選書セットプラン20000

季節の本屋さんでも、これまで選書コースを扱ってきていまして、たしかに定期便のお申し込みが全体の中では一番多いのですが、選書ってニーズがあるんだなと改めて感じました。

リターンの選書についても、心を込めて選ばせていただきます。

そして、2月はいよいよ店舗工事が始まります。

引き渡し直後の現在の店舗(工事前)

あとは、そろそろ商品のことも進めなくてはなりません。
ロゴも決定、珈琲の試飲会も関係者で開く予定です。

なんといっても、2月はクラファンの成功に向けて、大事に一ヶ月になってきます。

達成次第で、リターンだけではなくお客様に向けて置ける商品も変わってきますので、ここは人生の頑張りどころ。やれることを、精一杯最後までやります。

ちなみに、現在、26人の方の応援メッセージコラムが公開されているうちのいくつかです。
読み物としても、とても読み応えがあります。


そして、以下は、クラファンページにまとめた私の思いの抜粋です。

★全部は長いので、少しずつ今の心境プラス、という感じでこれから残していきます。(1/6note①1/8②1/18③の続きです)
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国立で運命の物件に巡りあう

そして、コロナ禍、私が暮らす多摩地区から小さい本屋がなくなっていく問題です。

手始めに、立川・国立・日野・多摩センターを中心に、店舗物件探しをスタートしました。

しかし、探しても探しても、ベストな物件が見つかりません。

いいところまでいっても、さまざまな理由で契約には至らなかったり。

半ば諦めかけていた2022年10月末、たまたまある物件が目に止まりました。

開示された当日に見つけたのは、中央線国立駅前・富士見通り沿いにある石畳みの小さいお店。

異国情緒漂う、イタリアブティックでした。

オーナーのマダムは、30年間国立でこのお店を経営。年齢的にこの辺りで定年にしようと考え、お店を畳むことにしたのだそうです。

ヒールを履いて栗色の髪をしたマダムは、話すと明るい江戸っ子気質。

「このお店の次の人は、誰でもいいわけではない。国立で商売をする良い志がある人に譲りたい」と、不動産屋さんに話していたそうです。そこに、ひょっこり私が内覧に訪れたという経緯でした。

そんなオーナーとの出会い、一目見てインスピレーションを感じたお店の佇まい。

「ここなら、毎日がんばる人が有給休暇をとった日にふらりと入る本屋が作れそう」

迷うことなく、すぐに契約を決めました。

続く・・・。

全文はこちら↓


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