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> 親指の破けたストッキングを床に捨てて、 開け方を無視して封を破った。 私が送ったそれよ…
「りょうくん、りょうくん……」 僕を呼ぶ声が聞こえた。 美里の声だ。 変な時間に眠ったから…
> いつだったか、 『君の痛みがわかるよ』 とヒトに言われた時に、 『キモチワルイ』と感じた…
> 小説のワンシーンのように咲いた彼岸花。 朝寝坊した秋は彼女のように せっかちに去ってい…
書かないといけない言葉がある。 私の脳味噌からこぼれ落ちる前に 誰かに、どこかに、何かに …
喫茶店には マスクなしでくつろぐ人が 程よいディスタンスを保って 点々と。 舞台に立ったあ…
> もう、寝ようか。 剃刀で、指を切った。 血が止まらなくて、 じんじんとうずいて、 僕の体液がどくどくと、 白を、染めていく。 誰かに知って欲しくて、 誰かに聞いて欲しくて、 真夜中の掲示板、 書き込む途中で我に返る。 ああ、早く寝なくっちゃ。 明日も、太陽は 知らん顔で追いかけてくるから 今は、今は眠りにつこう。 そうして、言葉を忘れるの。 思考が停止した昼下がり 君はいつもと変わらず笑顔で 私もいつもと変わらず笑顔で たわいのない言葉は 喧騒の中に吸い込まれて
. 『じゃあ、またね』って、言われてから 通話が切れるまでの時間が一番辛い。 あなたとの電…