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ほとんど書かない人は、何を持つ必要があるとベーコンは説いたのか

イギリスの哲学者フランシス・ベーコンは言います。

「読書は充実した人間を作り、会話は気がきく人間を、書くことは正確な人間を作る」

『ベーコン随想集』より抜粋

さらに続きます。

「それゆえ、ほとんど書かない人は、強い記憶をもつ必要があり、ほとんど会話しない人は、即座にきかす機転をもつ必要があり、ほとんど読まない人は、知らないことを知っているように見せる多くの才気をもつ必要がある」

『ベーコン随想集』より抜粋


書くことについての分析が興味深く、引用させていただきました。ベーコンが生きた400年前も令和の時代も、考え方の根幹は同じです。

文章を書くことで、自分の思考を言語化することができます。論理的に考え、より正しい道を見出すことができると感じます。

ほどんど書かない人は、それらのメリットを享受できないうえ、「強い記憶をもつ必要」があるのです。背筋がヒヤッとする状態です。できれば避けたいですね。

私たちは書くことで、強い記憶を持たずにいられます。インプット過多で不安が収まらないときも、すべての不安を覚えておく必要はありません。紙に書き出せばいいのです。脳内のメモリを空け、タスクを細分化して可視化するだけで不安は軽減します。

その分、自分の時間を、重要な思考や意思決定に使うことができます。過去の偉人が、現代に通じるメソッドの核心をついていたことに驚きました。

より正確な方へ、道をひらく努力をすることを抱負の一つに。
「書く人」として生きていてよかった、と思うのです。

(番外編)【一日一文】では、一度フランシス・ベーコンの言葉をご紹介しました。今日の一文は引用されていなかったのですが、示唆にとむ言葉がどうしても脳裏から消えず、こちらにご紹介させていただきました。


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