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世にも珍しい(?!)各種学校からの都立県立高校入試について
みなさん、こんにちは。
突然ですが、日本の中学校に通っている生徒が日本の公立高校を受験して進学することって、当たり前のことだと思っていませんか?
実は、当たり前のことではないんです!
私は、ふつうの人たちとはちょっぴり(いや、かなり?)違った過程をたどって”各種学校”と呼ばれる中学校相当の学校から公立高校に進学しました。
ひょっとしたらこの記事をお読みのあなたの周りにも、私と同じような高校受験をした人がいるかもしれませんね。
あるいは、中学生の頃の私と同じ状況の方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、ちょっぴり変わった高校受験をした私が、”各種学校”からの都立県立高校入試について解説します!
1.”各種学校”とは?
学校教育法第一条で定められている学校の範囲は、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、特別支援学校、大学及び高等専門学校です。これらは一条校と呼ばれます。
各種学校はこれら一条校以外のもので、学校教育に類する教育を行うものであると定められています。以下は東京都と埼玉県でそれぞれ各種学校と定められているものです。
今回は各種学校から県立高校に進学した私が、各種学校から都立県立高校を受験する方法を説明します。各種学校に通っており都立県立高校に進学することを考慮に入れている方には非常に参考になるものになると思いますし、各種学校に通われていない方もこのような入試形態があるのかと驚きを感じられる面白い記事になると思います。
東京都各 種 学 校
埼玉県私立各種学校一覧(令和2年5月1日現在)
2.”各種学校”から、どうやって公立高校に進学するの?
各種学校から都立県立高校を受験したい場合は、まず都立県立入試の受験資格を得る必要があります。各種学校は予備校や料理教室も含まれ、各種学校から卒業認定されても政府にはその卒業認定を認めてもらえないからです。
各種学校から都立県立の受験資格を得るには主に2つの方法があります。
一つ目は中学校卒業程度認定試験を受験し、合格する方法です。それにより政府が求めている中学終了時点での学力を満たしていると証明でき、高校受験資格を得ることができます。
二つ目は二重学籍をする方法です。二重学籍とは、自分の所属している各種学校と、一条校と認められている学校の二つに学籍を置くことです。二重学籍を認めている区や市は非常に少なく、この方法を取るのは非常に難しいです。
3. 二重学籍を取得した私
私は二重学籍をして高校受験資格を得ました。二重学籍についての情報は少ないと思うので、私が実際に体験した二重学籍はどのようなものだったかをご紹介します。
私の両親は将来私が外部受験する可能性があると見越し、当時住んでいた東京都の蒲田から二重学籍のしやすい埼玉県の和光市に引っ越し、和光市の公立中学校に無事二重学籍を置くことができました。公立中学校には籍を置くだけで、登校はしませんでした(年に一、二回校長先生や教頭先生、担任に挨拶に行くだけだったので、名簿にだけ名前が載っている私はその公立中学校の七不思議的存在で、幽霊ではないかとの噂もあったと塾で出会った当時その公立中学校に通っていた友達が教えてくれました)。
また、私が通っていた各種学校の成績証明のハンコでは志望高校に認定していただけなかったので、各種学校で得た成績を二重学籍をした公立中学校の成績表に写し、その公立中学校にハンコを押していただきました。もちろんこれは志望高校に許可をもらってのことです。
このように二重学籍を用いた県立高校受験は非常に労力を有しました。ご協力くださった市や公立中学校の先生方にもとても感謝しています。
はじめに述べたように、ひょっとしたらこの記事をお読みのあなたの周りにも、私と同じような高校受験をした人がいるかもしれません。あるいは、中学生の頃の私と同じ状況の方もいらっしゃるかもしれません。そういったみなさんにとって参考になる記事になっていれば幸いです。
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