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エネルギーが大幅に下がる、2つの意外な食事法

どうも、EIJIです。

今回は

「あなたのエネルギーレベルを大きく下げる「2つの間違った食事法」」

というテーマで話をします。

このことを知らずに、巷の健康情報やダイエット情報を鵜呑みにして、失敗している人は非常に多いです。

また、今回の話は、アンチエイジング(若返り)にも大きく関わります。


・「納豆に生卵をかけて、タンパク質ゲットだぜ!」という人や

・「ヒアルロン酸やコラーゲンを摂れば、肌がキレイになる」と思ってる人

・「鶏の胸肉やささみを食べて、バルクアップだぜ!」という人。

そういう人達は、特に注意して読んでみてください。


食に対する間違い1:消化エネルギー


この記事を読んでるくらいですから、おそらくあなたも、人一倍「健康」に対して高い意識を持っていると思います。

添加物、ビタミン、酵素、農薬、放射能・・・

いろいろ気にしているかもしれません。

ただ、これまで

「消化エネルギーと肉体のダメージ」

を明確に意識して、食材を選んできましたか?


「消化」という行為は、我々の想像以上にエネルギーを消費します。

胃液を出したり、消化酵素を使ったり

食材によっては、完全に消化しきれず、小腸にそのまま送られて、解毒が必要になったりします。

実際、「エネルギー補給したつもりが、逆に消化の負担が強すぎて、エネルギー収支がマイナスになった。」

というのはよくある話です。


また、「消化に重い」という言葉がありますが

一見するとヘルシーなのに実はめちゃくちゃ重かったり

脂ギトギトで、見るからにクドそうなのに、消化には非常に軽い食材もあったりします。


例えば、納豆の卵がけ。

「ヘルシーな納豆や卵で、健康的にたんぱく質ゲットだぜ!」

そんな人も多いと思います。

思いますが、1つ覚えておいて欲しいのは、「納豆」はかなり消化に重い食材です。

現代人の多くは、感覚がバカになっていて気づかないし、「消化速度」だけに着目するとわかりづらいかもしれません。

ただ、消化にかかる負担自体は、わりと大きい。


さらに卵。

卵は、加熱の状態によって消化の負担が大きく変わる食材ですが、「生」はかなり微妙です。

また、生の卵は、加熱済の物に比べて、タンパク質の吸収率が60%以下になるという研究データも多い。

消化と吸収率、両方の面から見ても、生で卵を食べることには、あまりメリットが無いわけです。


「それじゃあ一切食べちゃいけないのか?」といういうと、そんなことはありません。

卵に関しては、加熱方法でコントロール可能です。

生:3
半熟:1.5
固ゆで:3


これは、過熱方法ごとに消化の負担を数値化した物ですが、「半熟状態」だと負担が半分以下になります。

なので、納豆にかけるにしろ、サラダに入れるにしろ、半熟状態で食すのがおススメです。


ちなみに、私は、1食で「3~5個」は卵を食べますが

その際、鍋に水と卵を一緒に入れて、火にかけて、沸騰してから「5分前後」

それくらい煮たら、すぐに水で冷やすと、いい感じの半熟状態になるので、おすすめです。


食における間違い2:生体利用効率


生体利用効率に関しては、以下の記事でも紹介しましたが

自動的に理想の体型になる「3つの習慣」


一言で言うと

「我々が何かの栄養素を摂った時に、その栄養素が”実際”どの程度の割合で、消化・吸収されるかの比率」

のことです。

この生体利用効率、ダイエットだけでなく

・アンチエイジング
・エネルギーレベルを高める

という目的においても、非常に重要な理論です。


例えば、「肌を美しくしたい」という目的で、ヒアルロン酸や、コラーゲンのサプリを摂るとしましょう。

多くの人は

「摂ったヒアルロン酸や、コラーゲンが直接肌まで運ばれて、お肌がプルプルに潤う。」

と考えています。

考えてますが、これは大きな勘違いです。


しかるべき医療機関の研究論文を読めばすぐにわかりますが

ヒアルロン酸やコラーゲンは、口からどれだけ摂ってもほぼ効果はありません。

なぜなら、これらの栄養素は、腸の中でいったんバラバラに分解されてから血液の中に入っていくからです。

その際、コラーゲンはアミノ酸に、ヒアルロン酸は、糖に分解されます。

そうやって分解されたアミノ酸や糖は

食事から得られる量に比べて圧倒的に少ないので、肌にたどり着く前に、他の器官で消費されてしまう。


つまり、ヒアルロン酸やコラーゲンのサプリにどれだけお金をかけても、わずかな糖とアミノ酸を摂る為に、大金を払ってるのと変わらないということです。

これは、ヒアルロン酸や、コラーゲンに限った話ではなく、グルコサミンや、コンドロイチンにも言えることです。

「これらの栄養素は、経口摂取した場合、症状緩和や機能改善にはほぼ役立たない。」

というのが、現代医学における定説です。

つまり、グルコサミンやコンドロイチンのサプリを飲んでも

「患部までは届かず、膝や関節の痛みが治る可能性はかなり低い」

ということです。

鶏の胸肉やささみでバルクアップ?


このように、どれだけその食材に豊富な栄養素が含まれていても・・・

「その栄養素が、実際に我々の体に入った時に、どれだけ有効に働くか」

これが重要になってくるわけです。

この観点で考えた場合、巷では常識になっていることが、実はそうでもないことがわかってきます。

例えば

「効率的に筋肉を増やしたければ、鶏のささみや胸肉を食べて、たんぱく質を大量に摂ろう。」

おそらくあなたも、1度や2度は聞いたことがあるでしょう。

たしかに、ささみや胸肉は、たんぱく質含有量が多いし、脂肪も少なくて、おまけに安い。

でも、「生体利用効率」という面で見た場合、どうでしょうか?

・・・

私を含め多くの日本人の場合、この説を真に受けると、いろいろと支障が出てきます。

例えば私の場合。

「1日2回、各食事ごとに鶏の胸肉を1枚食べる」

なんてことをしてしまうと、あっという間にエネルギー収支がマイナスになり、1日8時間以上寝ないと体力が回復しないし

一定期間続けると、首とアゴの境目の部分や、背中の上側に吹き出物が出て、肌荒れがひどくなります。


そんな私の場合

「必要な分のたんぱく質を、効率的に摂取する」

という目的を考えると

「毎食、鶏のささみや胸肉を食べる」というボディビルダー的な食事は、止めた方がいいわけです。

・・・

実際、トレーナーから鶏肉中心の食事を指導されて、その通りやったら、疲れがなかなか取れなくなったという人は、かなり多いです。

また、ゴリゴリ系のジムに行くと、筋肉の量はすごいんだけど、よく見たら、背中に吹き出物が出ていたり、肌が汚くてボロボロだったり。

そんな人達を大勢見かけます。

この原因の多くが

「利用できないたんぱく質の過剰摂取」

から来ています。

なので、生体利用効率を考えて、「自分が実際に体内で利用できる分のたんぱく質のみを摂る」という考えが重要になるわけです。


今日のまとめ

さて、今回は

「エネルギーレベルが大幅に下がる、2つの意外な食事法」

ということで、以下の話をしました。

1.消化エネルギー

→  「消化」という作業には、我々の想像以上にエネルギーを使う。
→  一見するとヘルシーなのに実は消化に重かったり、脂ギトギトで、見るからにクドそうなのに、消化には非常に軽い食材もあるので要注意。

2.生体利用効率

→ 我々が何かの栄養素を摂った時に、その栄養素が”実際に”どの程度有効利用されるかを知るのが重要



巷の健康情報では、表面的な栄養素や、数字だけに着目されがちですが、実際に身体に入ってからの方がより重要です。

なので、ぜひ今回の話をしっかりと覚えておいてくださいね。

では、今回もありがとうございました!

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