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”仕事を、楽しみたい”人に伝えたい、史上最高の目標。

「仕事は、楽しいですか??」

一体、どれだけの人がこの究極の質問に対して、

「はい、楽しいです。」

と、言えるのだろう。

そして、この質問に対して
「楽しいです!!」
と、言えるようになるための思考やテクニックを教えてくれる人は、存在するのだろうか。

僕は、1冊の本を3-4年前に購入した。
デイル・ドーテン氏の『仕事は楽しいかね?』

今となってはあまり記憶になかったので、表紙にいるサンタクロース似のおじさんが、
一体何を語っていたのか思いだすために、パラパラと本をめくり始めた。

そして、気づいたら。

読破していた。

それくらい、本書はおススメの本である。
そこで、今日は、

どうすれば、もっと仕事が楽しくなるのか。

そんなことを、読者のみなさんとひも解いていきたい。

■忘れ去られた、感覚。

「仕事が、楽しい。」

なんて感覚を抱いたのは、どれほど前だろうか。

今の会社に入社して、15年。海外で3年。

今の給与には満足しているから、会社に対して不満があるわけではない。
それなりに、評価もされてきて、上司も同僚も良い人だ。

だけど、海外に赴任してから言語の壁にぶつかった。
日本でできていたことが、海外でできない。

伝わらなくて何度も同じことを発言している最中に、相手に難しそうな顔をされると、自信がなくなる。

もう、しばらく会議の中で自分の意見を述べる、という努力をしていない。
自分の自信は粉々に、粉砕された。

こんなはずじゃなかった。

日本から海外に赴任した時には、不安と同時に期待もあった。
自分が日本で実現してきたこと。

「各部署をつなぎながら、横断的に働きチームとして成果を出すこと。」
「各部署のKPIを設定し、自分が中心となり全社のゴールにつなげること。」
「全社の経費コントロールを徹底し、経費率を5%改善すること。」

それが、自分の使命だった。

それを実現するために日本から海外に赴任したにも関わらず、
その目標と今の自分のギャップに絶望する。

会議で発言できない自分は、ゴール(目標)に向かうべきスタートラインにも立ててない。

どうあがいても今は、

「仕事が、楽しい。」

なんて思えない。

■目標に、拘るな。

こんな状態にある人に、どうしても本書から引っ張りだしたい言葉がある。

“きみは、最初に陸にあがった魚は、長期に渡る目標を持っていたと思うかね?”

はい、、??

意味が、分からない人もいるかもしれない。

質問の仕方を変えてみよう。

“あなたは、今現在のキャリア・仕事を5年前から目標にしていましたか?”

Yes!と、応えられる人は何人いるだろう。
少なくとも、僕はNoである。

5年前、僕はシンガポールという海外で働くことも、
今の部署で今の仕事をしていることも、目標になんかしてなかった。

なんとなく頑張っていたら、ここまで来たのである。

あらゆる自己啓発書が僕らに問いかけてくる。

「目標を掲げて、そこから逆算しろ!」
「短期、中期、長期のキャリアプランを持て!」
「目標に対して、自己管理しろ!!」

悪いとは言わない、否定もしない。

ただ、どうせ人生なんて思いどおりにはならない。

それくらいの懐の深さも、同時に持ち合わせておいた方が良い。

5年前にあなたが掲げていた目標を、今のあなたは覚えているだろうか。
もし、覚えてないなら、
5年後の今のあなたの目標を、未来のあなたは覚えているだろうか。

目標に、拘りすぎてはいけない。
更にいうと、
目標は、いくらでも変えて良い。

先日のnoteで、理想の状態を考えることから始めようと伝えました。
それに付け加えるのであれば、
その理想の状態に至る道のりは、いくらでもあるということ。

そのための目標は、いくらでも変えて良いし、むしろ変わるものだ。

マーク・ザッカーバーグ氏がFacebookを立ち上げた時に、
「コミュニティづくりを応援し、人と人がより身近になる世界を実現します。」
なんて企業理念を掲げていたか。

違う。

ただ、大学の女の子と仲良くなりたかっただけである。

目標なんて、常に変わるものである。

しかし、冒頭の悩める人に対して、
「目標に、こだわりすぎるなよ。」
と言うだけじゃ、何かが足りない。

もう、一押し
掛けるべき言葉が、存在する。

■史上最高の目標

本書が、史上最高の目標を教えてくれる。

それは、

“明日は、今日と違う自分になる”

そして、

“今日の目標は、明日のマンネリ”

ピンとこない人もいるかもしれない。
この言葉をなんとなく覚えていた僕は、

昨日より今日。今日より明日。

と、言い換えている。

具体的に考えてみよう。
仮に、冒頭の悩める人の目標が、

「全社の経費コントロールを徹底し、経費率を5%改善すること。」
ではなく、
「明日は、今日と違う自分になる。」
だとしたら、どうなるだろう。

明日、「会議中、英語で一言発言する。」
になるかもしれない、では次の日は??

「会議中、英語で十言発言する。」
になるかもしれない、では翌週は??

「会議中、英語で自分の意見を発信する。」
になるかもしれない。では、1か月後は??

とんでもなく、成長しているはずである。

2年前、僕が部署を異動し、仕事がうまく回らずに悩んでいたことは、
「元の部署で、直線的にキャリアアップしていたらもっと早く成果を出せていたのに。」
「同期は、元の部署でそのまま昇格して、どんどん出世している。」

という、類の悩みである。

そう、目標に縛られていたのだ。
今でははっきりと言える、そんなことで悩むのは時間のムダでしかない。

それよりも、自分の目の前にある仕事を、
昨日より、より早く、より良く、を目標に掲げていた方が、はるかに生産的になれる。

そして、それが成果に結びつくことで、仕事が楽しくなってくる。

僕は、半年前にまた部署を異動した。
今、1年後の自分のキャリア目標すら、ちゃんと見えてない。

ただ、この半年間は目の前にあることを全力でやった。

だからこそ言えることが、一つある。

「仕事が、楽しい。」


ということである。

■まとめ

本日は、キャリアにおける最難関の命題
「仕事は、楽しいですか。」
を、読者のみなさんと考えてきました。

まずは、“目標に、拘りすぎない”こと。
どんなに必死に考えて、3年後のキャリア目標、5年後の目標を掲げたところで、人生なんて、思い通りにいきはしない。

5年前の目標を今のあなたが覚えていないように、5年後のあなたは今の目標をなんて覚えていやしない。

掲げている目標に対して、まったく今の自分が及んでおらず、落ち込んでいるなら、
そんな目標は、捨ててしまおう。悩むだけ、時間のムダである。

理想の状態に辿りつくために、目標はいくらでも変えてよい。

そして、もし目標を設定するなら、以下の目標を自分にセットしてみて欲しい。

“明日は、今日と違う自分になる”

これで、毎日1歩ずつ、1歩ずつ自分に挑戦してみる。
1か月も経てば、あきらかに自分の成長が感じられるはずである。

とはいえ、実際1日はきついので、僕のおススメは1週間だ。
1週間なら、週末に少し時間をおいて振り返り、考えることができる。

僕は、noteの楽しみ方も同じだと思っている。

フォロワー数●●人目標!!月間●●View!!

これも、本当にすごい、達成感もめちゃくちゃ得られし。僕だってある。
でも、それがうまくいかなくて、挫折している人が多いのも、現実だと思う。

では、

“昨日の自分を超えていく”。“1週間ごとに何か一つ工夫する”

こんなふうにnoteの目標を設定してみたらどうだろう。


この歩みを続けたら、一体自分はどこまでいけるんだろう。

その先には、どんな景色があるんだろう。


まるで、山頂のない登山。空に向かう道のり。

ワクワクしないだろうか。

僕は、最近noteを書きながらそんなことを妄想している。笑

このまま書き続けていったら、何が待ち受けているのか。

そんなワクワク感がある。

仕事が、楽しくない。
Noteを書くのが、つらい。

そう感じている人がいたら、年収やポジションやフォロワー数を追い求めるのを、一旦やめて、こんな目標を掲げてみて欲しい。


昨日より、今日。今日より、明日。


1か月後、きっとあなたは新しい自分に出逢えているはずである。

ではでは、本日はここまでです。
また、明日のNOTEでお逢いしましょう。

P.S 明日は、昨日の自分を超えていくために、どうしてチャレンジをするべきなのか。そんなお話をしたいと思います。

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