○○だからこそ、noteの素晴らしい世界は実現される。
「noteで稼ぐことを目的にするのは、やめた方が良い。」
マジっすか。。。
ダニエル・ピンク先生。
っていうか、、誰。
というわけで、本日はダニエル・ピンク氏の『モチベーション3.0』から、
【アメとムチ=報酬と罰】が、あなたのパフォーマンスを下げてしまう。
そんなお話をさせていただきます。
というか、キンドル文庫版451円とか、安すぎやろ。
「noteで稼ごうとしていた方、ごめんなさい。noteで稼ぐのは、難しいかもしれないっす。」
■noteで稼ぎたい、やつ。
「本業以外で稼ぐ道、なんかないのかぁ。」
ブログなら自分でも始められそうだけど、
サーバー契約したり、ドメイン取得したりするの、正直めんどい。
っていうか、よくわからん。
なんか、初期費用とかもかかるし、そんなお金かけてまで本気で続けるかもわからんし。
なんか良い方法ないかなぁ。。
「そういや、noteってあったな。」
Twitterで、インフルエンサーの人たちがnoteでブログ更新しているのを良く見る。
為末代さんとか、ホリエモンとか著名人みんなやってんもんなぁ。
フォーマットもシンプルやし、何より無料。
今日からでも、すぐに書きだせるのが魅力。
なんとか毎日コツコツ続けて、noteが読まれるようになり、フォロワーさんも増えたら、
有料記事書くようにして、月5万、あわよくば月10万くらい稼げんかなぁ。。
月5万って言ったら、500円の記事*100本。
毎週、有料noteを25本販売。
だいたいECサイトのコンバージョンが2-3%だから、1記事あたりの必要ビュー数は、約1000ビュー。
10万目標となると、1記事2000ビュー。
もしくは、単価を500円から1000円に上げて1000ビューをキープ。の、どちらか。
今の自分のビュー数が●●、クリエイターさんのダッシュボード、LIKEの数から計算して、ターゲットとすべき、
クリエイターは、ポイポイさん。
ポイポイさんって、誰。。
ポイポイさんのフォロワー数が●●人だから、自分がめざすべきフォロワー数もここや。
そして今の自分のフォロワー数は、●●人。
「ん?いけるやん。」
「いけそうやん!」
「ブログ開設すると半年以上ほとんど稼げんとか言うけど、NOTEならいける。」
「NOTEなら稼げるで!!」
って、考えながらNOTEを始めた人は誰ですか??
はい、私です。笑
そして、つい昨日あのダニエル・ピンク先生に、
「アメとムチの交換条件付き」動機付けは、創造的思考を呼び起こすどころか、往々に抑えつける。
と、印籠を渡されたのは誰ですか??
はい、私です。笑
もう、言っちゃうな。
「NOTEでは稼ぐことを、主な目的にしない方が良い。」
■モチベーション2.0
本書、『モチベーション3.0』では、アメとムチに(報酬と罰)による動機付けが、モチベーション2.0と定義されている。
行為に報酬を与えれば、そこから更に多くの行為が得られ、行為を罰すればその行為は少なくなる。
アメとムチ。モチベーション2.0の考え方だ。
そして、結論を述べてしまうと、
アメとムチの動機付けは、あなたの自律性と創造的思考を失わせる。
自律性と創造的思考を失いながら、あなたはNOTEが書けるだろうか。
ではでは、説明させていただきます。
まずは、自律性からだ。
本書に記載されているある実験を紹介する。
●レッパーとグリーンの研究
自由時間に絵を描いて過ごす幼稚園児たちを、以下の3つのグループに分けた。
①賞状がもらえることがわかっているグループ:絵を描く幼稚園児たちに、絵を描く前から絵を描いたら賞状がもらえることを伝えた。
②賞状がもらえることを知らないグループ:絵を描く幼稚園児たちに、絵を描いた後に賞状を渡した。
③何ももらえないグループ:絵を描く幼稚園児たちに、何も渡さなかった。
では、この実験後どうなったか。
①賞状がもらえることがわかっていた幼稚園児たちの、絵を描く意欲は著しく減退し、絵を描く時間が格段に減った。
なぜか、
報酬によって、遊びが仕事に変質したから。
ちょっと想像してみて欲しい。
「1記事毎に1000円の報酬を上げるから、毎日NOTEを書いてください。」
と、言われたら、
毎日更新を続けているあなたは、今ほど楽しく続けることができただろうか。
書くことが楽しい、と感じることができただろうか。
報酬が発生すると、人は楽しさを忘れ、自律性を失う。
次に創造的思考だ。
ここでも実験を紹介させてほしい。
ロウソクの問題。
以下の写真のような状態から、被験者は
抜粋)講談社:ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』P.78
「テーブルにろうをたらさないように、火をつけてください。」と指示される。
被験者は2つのグループに分かれた。
①何もインセンティブがないグループ。ただ、時間だけが計測された。
②インセンティブがあるグループ。上位25%に入れば5ドル、一番は25ドルの報酬が与えられる。
実験結果は、課題の解決に②のインセンティブがあるグループの方が、①のインセンティブがないグループよりも3分半も時間を要した。
ちなみに、問題の答えはこちら。
抜粋)講談社:ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』P.74
みなさんは、解けただろうか。
ちなみに、この問題には続きがある。
以下のような写真。つまり、画鋲が箱から取り出されている場合だと、
抜粋)講談社:ダニエル・ピンク『モチベーション3.0』P.96
②インセンティブが与えられているチームの方が問題を早く解決した。
「ひらめき」が求められる課題では、報酬が大きいほど「よい成績を収められない。」とわかった。けれども、「その課題が機械的なスキルだけを必要とする限りにおいては、報奨は期待通りの役割を果たす。」
単純で、手順通りやればできる課題において報酬は有効だが、
複雑で、創造性が必要とされる課題において報酬は逆効果になる。
ということ。
このことは、その他の研究結果でも証明されている。
さて、では質問。
「NOTEを書くことは、単純な課題か、それとも創造的な課題か。」
答えは明らかですよね。
そして、想い返してみてください。
毎日毎日、投資の収益報告をNoteで上げていた人。
毎日毎日、やたら有料記事が多かった人。
今も、続いている人っていますかね??
いなくない??笑
そして、みなさん口々におっしゃるじゃないですか。
「noteは、すごく良い世界。」って。
だから、なんじゃないでしょうか??
みんな自律的にやって、それぞれが自分の創造性を表現している。
しかも、無料で。
でもね、無料だからこそ、この世界はそれが実現できているんです。
これが、もし、、、
1記事投稿するたびに、300円支払います。
評価された記事には、1万円支払います。
みたいな世界だったらどう??
ギスギスするやろー、絶対。笑
サポートしますか??
しなやろー、絶対。笑
そして、今もnoteを書いている読者の皆さん。
NOTEに報酬、求めてますか??
もし、求めてないなら、そのモチベーションは、
モチベーション3.0。
だよ。
■まとめ
本日は、かの有名なダニエル・ピンク氏の『モチベーション3.0』から、
NOTEで稼ぐことを、主な目的としない方がよい理由。
を考えてみました。
結論を言うと、
報酬は、あなたの自律性と創造的思考を奪う。
だから、noteでも稼ぐことは主な目的にしない方が良い。
もちろん、時より有料note書いたり、サークル開設は当然OKです。
むしろ、報酬の受け取り方としては、サークルの方が良いのかもしれません。
もちろん、サポートが一番良い、なぜなら自律性と創造性が失われないからです。
でもね、稼ぐことを主な目的にしてしまうと、
noteを続けることが楽しみから、仕事になり、そして苦行になる。
書くことの楽しさも、他のクリエイターと交流する楽しさも、
タイトルの答え。
無料だからこそ、noteの素晴らしい世界は実現される。
そして、始めた当初は冒頭のような動機づけで始めた自分も、
気づけば今は、
”noteで稼ぐ”よりも、
”このままnoteを続けたら、どこまで行くんじゃ我は”
その先の景色を見てみたい。
そんな気持ちでやれているから、実は今が楽しかったりする。
そんな中で、温かいコメントをいただいたり、他のクリエイターさんに紹介していただいたり、
想いもよらないカタチで、
自分の表現が誰かのためになっていたり、逆に誰かに励まされたりする。
Noteって、良い世界だな。
だから、もう少し自分も頑張ってみようかな。
って、あなたが思えているのなら、
そのモチベーションは、
3.0だぜ。
ではでは、本日はここまでです。
また、明日のnoteでお逢いしましょう。
P.S:あ、そういえば!そもそも、モチベーション3.0が何なのかってお話をするのを忘れてました。笑 それは、また明日のnoteのお楽しみ!
noteを通じてサポートし合えたら嬉しいです!!よろしければサポートお願いします!noteを通じて、少しでも良い人生、良い世界に。