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文学、エッセイ

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#小説

【小五と読書】繰り返し読みたい小説3冊

新しい本をどんどん読んでいきたい時と、好きな本を何度も読んでいたい時。どちらもありますよ…

【小五と読書】ホームドラマのおかしみ全開

核家族を超え、お一人様の家が増えた平成の時代に大家族…? 舞台は、退職し平穏を愛する歯科…

【小5も楽しめそうな、小説探し】人の気持ちは一括りにできないこと

青い鳥文庫や岩波少年文庫、子供のための本じゃなく、大人向けの本で長女も楽しめそうな本探し…

【本】史実、伝承を題材にした物語に思う、誠実さ|『女教皇ヨハンナ』『出口のない海…

司馬遼太郎氏、塩野七生氏、山崎豊子氏…などに育てられたように、史実や伝承を元にした物語と…

【本】全てがうまくいかないような気がするとき

小学生から中学生に上がる春休みの、ある女の子の経験を綴った物語。 最近読んだ本の中では圧…

<この章ではいいことは一つもない>が持つ、リアリティ

ほぼ日更新のはずが、このところ立て込んでおり、少しご無沙汰しておりました。 有難いことに…

側からはうかがい知れぬもの『二月三十日』

昭和一桁生まれの作家、曽野綾子氏の短編集。 夜中1時にふと目が覚めて、暗い明かりの下で一気に読了。 ・家族の今まで見ていた景色が、がらりと音を立てて崩れていく瞬間 ・途上国での壮絶な宣教活動 を2大テーマとした13編が、内容の苛烈さを抑え、日常の中に出会った景色として一人称で淡々と進められます。 遠藤周作氏、三浦綾子氏・・・終戦を多感な青少年時代で迎えたクリスチャンの作家たちの持つ共通の空気を改めて感じる作ですが、今読むと改めて面白かった。 というのは、たった一部

天然のココアという誘惑 『変なお茶会』

  岩山の間から、年に一回湧き出る<天然のココア>を求めて、浮世離れしたような、けれども…