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『やらない後悔よりやる後悔』を、考える➀
タイトルにある言葉、聴いたことある方が多いのではないでしょうか。
『やる後悔よりやらない後悔』
どうせ後悔するのなら、やらないで後悔するよりやって後悔した方が良いという意味です。
「それだけ言われても…」、「いや、なんとなく分かっているけど…」という方がいると思います。
そこで、全2回の投稿を通して、やる後悔とやらない後悔について深く考えていこうと思います。
今回扱うのは、【やる後悔とやらない後悔の差】です
早速考えていきましょう。
今回は、例として『転職をする場合』を考えてみます。
やる後悔…転職をして失敗した。転職しなければよかった。
やらない後悔…その時転職していれば今頃は。
やる後悔に目を向けた時、やらない後悔よりも一歩進んでいるのが分かりますか?
「転職をする」という行動をとった先に失敗があったわけです。
一度行動をとってしまったため、もう後戻りはできない。
従って、前に進むしかない状況なんですよね。
「前の職場の方がまだ良かったがもう仕方がない。次だ。」と前向きに考えられる可能性が上がると私は考えます。
やらない後悔に目を向けると分かりますが、今ある環境から動かずに過去を後悔しているんですよね。
「あの頃こうしていれば…」と言う後悔は「やってしまった」という後悔よりも長く続く傾向があります。
ダラダラと後悔してしまいがちだということです。
つまり、長期間ストレスに晒されることに繋がるわけです。
人に相談した時も考えてみましょう。
やる後悔の場合、「もう一度転職してみたら?」、「前の職業と比較して何がよくないんだろう?」と前向きに話が進むと予想されます。
やらない後悔の場合、「転職すればよかったなあ」と思って…となるでしょう。
「仕方ないよ」、「今からでも間に合うんじゃないか?」といった方向に話が進むと予想されます。
変化しておらず、行動することにも抵抗感が残ったままなので前向きな話が進みにくくなります。
また、比較対象が無い為、思考しにくくもなるんですね。
飛躍しますが、『死ぬ間際』の話もしましょう。
死に際に思い返す後悔として多いBEST5が明らかになっています。
それは次の通りです。
1.「自分に正直な人生を生きればよかった」
2.「働きすぎなければよかった」
3.「思い切って自分の気持ちを伝えればよかった」
4.「友人と連絡を取り続ければよかった」
5.「幸せをあきらめなければよかった」
2は、「働きすぎた」というやる後悔ですが80%が「やらない後悔」なんですよね。
ここまで考えましたが、『やる後悔の方が良い』と聞こえますよね?
私は正直そう思います。
しかし、行動に移すことは非常に難しい。
勇気も必要です。
「いざ選択を!」と思った時に躊躇する経験は私にも何度かありますし、「やらない」という選択肢を取った経験も幾度となくあります。
そこで、次回では『選択の場面』でどのように考えると良いのかについて話をしていこうと思います。
最後まで、是非お付き合いください♪