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義務教育期間は苦手な人とも毎日顔を合わせなくてはならない状況を忘れてはならない

わたしは今子どもと一緒に暮らしているのですが、今までの人生の中で、たくさんの考えの人と関わらなくてはならない、多様性を強く感じる時期というのは「小中学校の義務教育期間」と「近所の学校や地域のために活動する大人の期間」ではないかと思うのです。

若い頃は高校、大学、また就職と進む中で、自分のやりたいことや目指している方向性が固まっていくと、それなりに同じ目標を持っている人達が集まってくるから、その組織の中での生活は過ごしやすいはずなんですよね。

ただ義務教育の期間は、ただ自分の住んでいる家の近所の子供が集まって毎日同じ学校で学ぶわけだから、全く違う考えの人が教室にいたら、自分を認めてくれないという状況があったっておかしくないのです。

多様性というのは、違う価値観や考えの人たちお互いを理解しあって、認め合うこと。
それは小学生の道徳で昔から言われてきたことだし、誰しも教育を受けてきているはずなんです。ただ、これが難しい。

わたしの娘は不登校になってからもう2年近くたっていて、修学旅行もキャンセルした生粋の不登校児なんですが、この、「多様性を受け入れる」という基本的で難しい問題が解決できなかった、クラスの友達ともお互い受け入れられなかった結果なんですよね。
それを無理して、こどもの苦しみを何も知らずに「学校へ行きなさい」ということは、今自分の状況でもやっていない苦しみをこどもに押し付けているということになるのではないかと思うのです。

そうなると「親が子供を守る」という事にはなりません。なので一度子どもが「学校へ行きたくない」と言い、1週間、2週間、1ヶ月、、長期間学校へ行けなくなった場合には、子どもが自ら動くまで、ただ待つことが親の役目となっていくんだろうと思います。

先日、というか昨日に、わたしはこんなツイートをしていました。

添付している曲は、ツイート時にちょうど聴いていたお気に入りの曲です。この曲にまつわる記事も書いてますので、こちらもご覧になってください。

わたしはこのツイートをした時に、SDGsの取組を紹介する車両に乗っていたんですよね。
ちょうど近くの吊り広告に学生服のジェンダーに関する取組について書かれていました。
女子の制服でもスラックスを採用することなどの内容が書かれていたのです。

SDGsの取組として、ジェンダーに関することは結構見聞きすることではないでしょうか。
中学校や高校でも、ジェンダーに関する学習は授業でも少しは取り上げているのでしょう。

ただ、学生の人たちにとって多様性を勉強するなら、学校の中での成績や部活での立ち位置、クラスの役割についてもうちょっと気づくことがあるんじゃないのかな、と思うのです。

学校に行ける子、行けない子、その理由はいろいろあるけれど、これも一つの多様性だよね。あまり注目されていない気がします。

もう一つの多様性を強く感じる時期、「近所の学校や地域のために活動する大人の期間」これはわたしが直面している問題なのです。そう、自治会活動や、子供の学校のPTA活動をする時期。

近所や地域の人との関わりって、あいさつ程度なら何の問題もありません。ただ、地域の祭りや清掃活動、なにかと協力しあって活動する場合は、物理的ではない会話の距離を保ちながら話すことになります。

それは、人により学歴や興味のあること、職業などが違うから、言葉を選ぶことになるんですよね。
しかし大人の場合は子供と違って、その活動が終わって解散となれば短期間で自由な身になれる。毎日顔を合わせるストレスはあまりないのです。

そういう点で、子どもは大人よりも対人的なストレスがあるのではないかなと思います。

現代の子供たち、頭ごなしに「大人の方が苦労してるんだぞ!」とは言えない状況にあります。

#多様性を考える

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