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薄暗い部屋と晴れた日の秘境の地
大雨の休みの日。
部屋の中はもちろん暗く、わたしはその暗さに合わせて、部屋の電気も暗めにして過ごすことがある。
こんな日には、NHKのBSの番組の雰囲気がちょうどいい。
その中でも世界の人々の生活を知る旅番組や、世界の歴史を語る番組なんかあれば、特にしっかり見る訳でもないけど、何となくかけているだけで、この暗い雰囲気を更に演出してくれるよう。ゆったりとした時間を提供してくれる。
わたしはよく旅先でその地域の歴史資料館などに行くことがよくあるのだけれども、この雰囲気、資料館の中にある映像を暗いところで観ている、そんな感覚に似ているのだ。
だから惹かれるんだと思う。
ご飯をたべながら、番組を観てみる。ちょうど、世界の人々の生活を紹介している番組だった。
こういう旅番組って、綺麗な景色や人物の綺麗なところだけ切り取って編集してるので、どこかの秘境が紹介されていても、そこまでにたどり着くまでの過酷さや、道中のトラブルなんかは映さない。
その国に行ったことがなくても、何回か旅をしたことがある人なら、ちょっと想像するだけでわかるようなことなのに。
旅先で出あった人々の人生をナレーションしてくれる場面があるのだけれども、お店もなにもない郊外で、朝から手の込んだ料理をつくり、昼間に花壇の花を世話して、そんな質素な内容なのに、その人の生活が羨ましく思う。それは時間がゆっくり流れている感覚がそうさせているのかな。
その人の人生の全てをしっているわけでもない。映画やドラマのように、人の幸せの1部を切り取っているだけ。
そこには高級なブランド品や、綺麗な新しい家に住んでいる訳でもない。いやむしろ歴史的にも有名な、古い家にすんでいるのだから、わたしのキライな虫も夜中にたくさんでてくるのかも。
人の幸せはそれぞれで、全ての幸せを持つことは出来ないんだなと、その時に思う。
極端に言えば、地下でたくさんの宝石を掘っていてそれを売っていてたくさんお金があっても、その人は地上の陽の光を多く浴びている訳でもないし、海を見る余裕もないだろう。
ただ、ほぼ同じ幸せを持っていて、それを語り合えるのなら、その要素をたくさん持っているのなら、もっと幸福なんだろうな。
秘境の地に住んでいる幸せ。わたしはそのすべてを知ることは出来ないけれど、ただ今は薄暗い部屋で過ごすことで幸福を感じているのだ。
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