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若いうちから知るべきがんと認知症のこと

今朝の朝ドラは、主人公のお父さんが娘が勤務する病院での手術のシーンでした。手術前に食欲がなくっていました。医学ジャーナリストしてヘルスケアのPRマンとして長年仕事をさせて頂いています。無用に病気を怖がると心からやられてしまい、病気と闘うチカラを削がれてしまうからです。

がんは生涯2人に1人はなります。だから早く見つかれば適切な治療でなんとかなります。30歳を過ぎたら、会社の健康診断に加えて胃カメラと大腸の内視鏡、脳のMRI、がんのPET検査を受けてください。早く見つかれば全然大丈夫。よほど進行が早いがんでない限り早く退院して普通の暮らしに戻れます。女性の場合は乳がん検診と子宮検診は1年に1度はやってください。

健康診断だけじゃわからない病気がたくさんあります。肺がんの一部はレントゲンでは見えないのでCT。胃の検査もなかなかみつかりにくいので内視鏡が必要です。面倒ですよね。でも面倒でも受けてくださいね。健診だけでなく普段から医師に気軽に相談することが大切です。

高血圧と高血糖。毎日普通に過ごせたりしますがとても怖い血管病です。体質もあるので若くてもなります。早くから医師に診断を受けることが大切。高血圧を放置したら脳梗塞とか重大なリスクが増えます。高血糖も同様。腎不全だけでなく認知症のリスクが相当上がります。生活習慣改善やダイエットだけではなんとんならない場合もあるので迷わずまずは近所のクリニックに行ってください。放置しないことです。

そして認知症。私の周りの方にも相当聞くようになりました。早期で発見できれば今は薬もあります。普通に寿命を迎えられることが大切なんです。専門医でMRIで検査できます。早期しか薬が効かないんです

50代でも物忘れが気になる方または、お酒を飲み続けている方はぜひ専門医を受診してください。あとは患者さんのご家族が気にするべきは病院や施設です。認知症が進むと自宅の介護は大変です。早めに次の手を打ったほうがいいです。幸い、現代はとてもやさしいスタッフの方が常駐しているグループホームも増えています。ご両親をケアするために祖父母の認知症を孫が理解しておくことは大切です。

知り合いのご両親は100歳超えの方も相当います。身体の寿命と脳の寿命のアンバランスが認知症。目が老眼になるように人生100年時代にパーツがついていっていないのです。

病は情報戦。若い世代が思い切り働くためには50代以上になったら迷惑をかけずに長生きを目指したいですよね。病気と老いは上手に付き合っていくこと。そしてメンタルが現代を生きる私たちの課題。健康診断でなんともなくても心が元気じゃなくちゃ楽しくないのです。心はしなやかにして朝起きるのが楽しいと思える毎日を過ごしてくださいね。


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