めんどくさがり屋が鉄のフライパンを使うメリット
正確に何年前に入手したかはよく覚えていないのだけれど、私は今主に鉄のフライパンを使用している。
鉄のフライパンは 「手入れが大変」 という話もあったので、多少懸念していたのだけれど、料理マンガかなんかの影響で 「フライパンを育てる」 ということに憧れがあった。
ちょうどそのとき (10 年以上前) ドコモのポイントが鉄のフライパンと交換できるだけ貯まっていたので、サダハルアオキのお菓子セットと天秤にかけた挙句、鉄のフライパンにしてみたのだ。
(サダハルアオキも間違いなかったと思うが)
届いてワクワクして空焼きしたものの、少し使って満足して、たま~に思い出したように月 1 くらいで使ってきた。
使用後の手入れが多少面倒だったのだ。
「取っ手の取れるティファール」 のセットも持っていて、(取っ手がないのが) 合理的で偉い! と思って、そればかり使っていたからだ。
何だかんだフッ素コーティングはラクだ。
しかし、もうティファールも購入してからかなり経っているし、煮物も作ったりするのでかなりコーティングがはげてしまったようだ。
卵 (目玉焼き) を焼いたらくっついてしまってものすごくイライラする。目玉焼きにならない。黄身が必ずつぶれてしまう。
そこで鉄のフライパンの再登場である。
もともと、炒め料理はあまり作らないのだけれど、「背水の陣」 だと思って鉄のフライパンを使うと、これがなかなかいい!
コーティング系は楽チンなんだけれど、また 「いずれくっついてしまう」 フライパンになるのに、さて、どれを買うべきか。
と悩むのがもう嫌になったのだ。
炒め物や焼き物には致命的だけれど、煮物用の鍋としては全然使えるのでなんとなく捨てるのも嫌だし。
そんなふうに 「捨てられない」 フライパンが何個かあるのだ。
コーティング再加工は新調するより高くつくらしいし、かといってこれ以上 「フライパン (炒め用鍋)」 として使えないフライパンが増えるのは本意ではない。
そうだ、鉄のフライパンならこびり付いても自力で再生させることができるのだ。
結果、めんどくさがり屋の私には意外と合っているのだと思う。
「何をめんどくさいと思うか」 にもよるのだけれど、「何を買うか悩む」 のが煩わしかったり、洗い物が嫌いなタイプのめんどくさがり屋には断然おすすめ!
詳しい使用方法は、詳しく説明しているサイトの閲覧を推奨するが、最初の 「空焼き」 さえしてしまえば、あとは楽チンだ。
私はあまり 「油ならし」 は毎回真面目にしていない。だからなのか、卵が多少くっつくこともあるが、「フライパンを振るだけで卵がスルスル動きます!」 みたいな現象は誰に見せるものでもないので、できなくてもいいかな、と思っている。
余った油はオイルポットもいいのかもしれないが、大きいものしか見つけられなかったため WECK の瓶 & ホーローのスプーンで代用している。
WECK の瓶、フタを載せるだけでいいのですごくラクだ。
保存力はもちろん、ゴム & クリップを使ったときよりは劣るだろうが、まぁ油くらいいいじゃないかと思う。
160ml タイプの WECK に、下記のスプーンがちょうど収まる感じ。
油の量を少ししか入れないので、持ち手にも油が付かない。
「瓶の中にスプーンを入れっぱなしにしたい」 ということで、ホーロー (表面がガラス質) を選んだ。
うちはごま好きな私の一存で油は基本的に太白ごま油を使用しているため、酸化しづらいところも良い。オリーブオイルの方が酸化しないらしいが、それだとちょっと風味に個性が出てしまうので、太白 (焙煎していないため独特の香りがない) ごま油にしている。
大容量で購入して、エッセンシャル オイルと混ぜて、ヘアオイルのキャリア オイルとしても使っている (^^)
味も香りもないので、お菓子にもいける。
WECK の瓶は煮沸消毒もできるくらい耐熱性はあるが、温度差が 80℃ を超えると割れるおそれがあるそうなので、使用する場合はご注意願いたい。
以前にネットで調べたら、「鉄のフライパンは洗剤で洗うべきか」 論争が巻き起こっているのを目撃した。
経験談としては 「洗剤は使わない」 だ。
最初は使わずに洗っていたのだけれど、ネットで 「洗剤使うべき」 派も少なくなかったため、試してみたのだ。
結果、フライパンは致命的にこびり付きやすくなって、振り出しに戻した。
(これがめちゃくちゃめんどくさい)
何年も水だけで洗ってきてこびり付かなかったのに、洗剤つかってからこびり付くようになったから本当に洗剤が原因だと思う。
↑ 上記のサイトを参考にさせていただいた。
しかも空焼きのときの落とし穴なのが、「コンロに付いているサーモスタット機能」 だ。
最初に空焼きしたときは、マンションに備え付けのコンロでやったが、サーモスタットは付いていなかったため、問題なく焼き切れた。
が、今のコンロ (自分で購入) はすぐにサーモスタットが機能してしまい、解除しても解除してもある一定の温度以上になると火が強くならない。
これが非常にネックになってしまった。時間がかかる上に焼き切れない。
「卓上コンロでやるといい」 と後で見つけて、なるほど、賢い。と思ったが、時すでに遅し。
キャラメリゼにしたりするためのバーナーも無駄にうちにあるので、これを使ってもよかったかも。
という訳で空焼きのときは色々とご注意ください m(_ _)m
焼いてあるものも売っているらしいので、そっちの方が間違いないのかもしれない。
鉄のフライパンのデメリットを挙げるなら、「料理を作ったあとそのまま放置できない」 である。
何らかのお皿に移したら、私はすぐに水道水を出して洗う → 火にかけて乾かす → 油を塗る、という工程を流れ作業でやっている。
したがって、「アツアツのステーキを食べたい!」 とか思っても、終わる頃には多少冷めている。
ここだけはデメリットだ。
あと、アツアツのフライパンに水道水をかけてはいけない (フライパンが温度差で割れる)、という情報もあるので、上記の方法は正解ではないかもしれない。
とりあえず今のところ問題はなさそうだが。
鉄のフライパンには、「亀の子たわし」 が広く推奨されているが、個人的にはかるかやたわしを推奨したい。
たわしの割に結構な値段だと私も思った。
しかしこれが買って大正解だったのである。
基本的に片側しか使わない。
そうすると、常に持つところがきれいなので、手が汚れない。
縦置きしたら場所も取らないし、(全部は濡らさずに先端だけ使う) カビの心配も最小限で済む。
あと亀の子たわしのシュロ? よりもなんとなくやわらかい気がしている。イメージかもしれないが。
でも、汚れはよく落ちる。濡れていれば基本的にはあまり折れない。
また、洗剤を使わないため、洗剤を使った洗い物をしたくない人にもおすすめである。
手が荒れるのがイヤなので、私は皿洗いが嫌いだ。
今のところ食洗機もない。
基本的には皿洗いはパートナーの担当なのだが、やむを得ずたくさん自分で洗わなければならないときは、ゴム手袋などを使用している。
(ちなみに食器用洗剤は 4 ~ 5 倍に薄めて使っている。母親がそうしていたのだが、彼女の手はゴム手袋を使っていなくてもカサついていなかった)
が、めんどくさいではないか。
しかし鉄のフライパンとかるかやたわし (持ち手が長い) で、特に手を濡らさずに洗えるのである。
これはなかなか大きなメリットだ。
ジャーっと水を流してフライパンをたわしでこすって、また火にかけて、サッとフタの取れる瓶から、入りっぱなしのスプーンですくった油を少し投入し、キッチンペーパーでひととおり拭いて捨てる。
粗熱が取れたらしまう。
ゴム手袋出したり、洗剤かけてスポンジでモコモコさせたりしなくていい。
多少の汚れが残っていたとしても、そのままフライパンで焼き切ればいい。
雑菌が仮に残っていたとしても、どうせ次使うときにフライパンを高熱にするのだから、それで死滅するだろう。
と、ダラダラと長く書いてしまったが、もっと丁寧にまとめられている方のリンクも貼っておくので、こちらをご参考にされると有意義かと。
鉄のフライパンと全然関係ないのだけれども、めんどくさがり屋つながりで。
私はめんどくさがりのくせに、生姜は生がよいのである。
チューブと生では、全然風味が違う。
が、すりおろすのって結構めんどくさいではないか。
生姜は結構サッサと削れるが、あの、おろし金に残った生姜をスクレーパーで取ったりするのがめんどくさい。
よく取れるけれども。
洗い物は私担当ではないが、なんかちゃんと乾くか不安だし。
が、↓ を購入してから、スクレーパーを使用しなくて良くなった。
私は割と炊き込みご飯とかスープ系にすりおろし生姜を入れることが多いのだが、このスプーンを使用して鍋の上ですりおろし、生姜が鍋に落ちるままに任せ、最後はスプーンを水分に突っ込み、ちょっとかき回したらスクレーパーなしで生姜がきれいに取れているのである。
ほんのちょっとだけ生姜をすりおろしたい、というときにも便利だ。
これはめんどくさがり屋かつ、すりおろし生姜好きにぜひオススメしたいアイテムだ。
また、めんどくさがり屋こそ、炊飯器ではなく圧力鍋を推したいが、それはまた別の note にすることにする。
TOP 画像は私が作った料理では当然ないのであるが、ここのオリジナルの塩がなんかフワフワしててごま味がしてとてもおいしい。
この塩だけでも持って帰りたいくらいだ。
たまたま入ったお店だったのだが、どうも地元の人気店だったらしい。
旭川に寄ったらぜひ! 開店と同時に入ったので待たずに済んだが、どんどんどんどんお客さんが来ていて予約しないと土日は危うそうな感じ!
持ち帰りのお客さんもたくさん来ていた。
ちょっと衣が多くて鳥も大きいので、少食な人じゃなくても控えめにするのがおすすめ! でもとってもおいしい!
お読みくださりありがとうございました (^^)
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