【アイデンティティトラップを回避する】
今日は『アイデンティティトラップを回避する』
についてお伝えしていきます。
私が専門学校に通っていた頃
時期的な背景があった事もあり
「アイデンティティ」に
強く惹かれていました。
当時は21世紀に入るタイミングで
「自分が周囲にどういう影響を与えられるだろうか」
「自分は社会に何を提供出来るだろうか」
「個性が輝く時代にどう対応していけば良いか」
etc
相変わらず学校の勉強はそっちのけで
哲学的な事をあれこれ考えたり
書籍を読んだりしていました。
タラればになりますが
「もし専門学校に入学する事無く世界に目を向けて
色々な国を旅していたらどうなっていただろうか」
と思い返す時があります。
魂のブループリント的には
専門学校に進むように
設計されていたのかもしれません。
人は最初に自分は何者かを
認識するところから
始まっていきます。
そして
自分の存在を定義します。
いわゆる
「アイデンティティ」の形成です。
学生であれば○○(学生)
大人であれば○○(職業)
と解釈していると思われます。
因みに
アイデンティティとは
1 自己が環境や時間の変化にかかわらず、連続する同一のものであること。
主体性。自己同一性。
2 本人にまちがいないこと。また、身分証明。
goo辞書
鍼灸整骨院業界に在籍していた時
自分は「治療家」であると
認識していました。
もちろん
「治療家」である事には
変わりありません。
この決めつけこそが
「アイデンティティトラップ」
です。
1つの自己認識に囚われ過ぎて
固定観念から抜け出せなくなる状態です。
「自分は○○である」と限定する事で
軸が定まっているように思えます。
しかし
1つの見方にだけ執着して
他の角度は一切確認しないので
視野が狭くなっています。
「自分は○○である」と
認識しても良いですが
違う存在として受け入れる事で
器量が大きくなります。
要するに
「アイデンティティ」を広げて
ダイナミックに
複数の視点で考えます。
私の場合で言えば
「大和民族」
「日本人」
「アジア人」
「地球人」
「1人の男」
「治療家」
「武道家」
「剣道家」
etc
色々な側面を持っています。
他にも列挙すれば無数に出てきます。
最初は小さな単位から
始めていきます。
自分の視点では限界があるので
他者や周囲からのフィードバックを
もらうと広がっていきます。
「自分は治療家である」と
決めつけていた一方で
深層心理では
「本当は治療家の仕事をやりたくないのでは」
「治療家という言葉に酔いしれているだけなのでは」
「周囲からちやほやされる事が嬉しいだけなのでは」
etc
猜疑心のような感覚が
あったかもしれません。
自分の内側を見つめる事をして
心の声を聴こうとしていました。
内観していると
たまに訳が分からなくなります。
内的評価だけでは偏るので
ツールや第三者の意見を参考に
外的評価も試みました。
「占星術によるホロスコープ診断」
「九星気学による診断」
「ウェルスダイナミクスのプロファイル」
「MBTIによる心理分析」
「メンタルモデルによる自分の内側」
etc
数々の診断を行いました。
該当する事もあれば
該当しない事もあります。
今まで内的評価を参照して
外的評価を半ば無視していた
自分にとっては
非常に面白く斬新でした。
見落としていた箇所もあり
貴重な学びとなりました。
アイデンティティトラップを回避する
アプローチは下記の3つです。
1.コントラストを活用する
2.ストーリーを確認する
3.イメージトレーニングをする
1.コントラストを活用する
過去と現在を対比させて
進化している箇所を見つけます。
他人や周囲と比較するのではなく
過去の自分と比較して長所を
見るようにしていきます。
1ミリでも変化しているところを
探していくようにします。
2.ストーリーを確認する
昔は色々な失敗や経験をしてきたからこそ
今現在の自分があると認識します。
人は誰でも変化出来る事を
後世に継承して伝えます。
3.イメージトレーニングをする
自分が興味津々に反応する分野で
イメージを深めていきます。
自分が心から望んでいる
ポジティブなイメージをする事で
セルフイメージを下げないようにします。
ワンパターンは控えて
様々な状況を想像します。
万が一失敗した時に瞬時に
切り返しが出来る攻略パターンを
考えておきます。
アイデンティティは
1つに固定せずに
最終的に1つの概念に
落ち着くようにします。
1つのアイデンティティが
形成して固定される前に
アイデンティティを更新させます。
その為に
「幅広いセルフイメージを持つ」
「自分らしさを捨てる」
「一貫性のない人間になる」
『自分らしさを捨てる』参照。
臨機応変かつ柔軟性を持って
バージョンアップさせて
新しい自分を築いていきましょう。
今日も読んでくださって
ありがとうございます。
追伸
あなたが定義している
「アイデンティティ」を
教えてください。
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