2024年【課題図書】第70回青少年読書感想文全国コンクール〜小学校中学年の部〜
夏休みまであと1ヶ月ちょっと。
「早めに読書感想文の課題図書を選んで先読みしておくと、夏休みの宿題がちょっとだけラクになるかもしれないよ」と子どもたちに言い聞かせ、夏休み前には準備に取りかかることにしているだんごママです。
以前に、2024年・第70回読書感想文全国コンクールの課題図書の内、『小学校低学年の部の4冊』だけ先に記事にしていますのでもし良かったら読んでもらえると嬉しいです。
今回は上記の続き、2024年・第70回青少年読書感想文全国コンクールの課題図書の中から、『小学校中学年の部の4冊』について、パラパラと読んだ感想を書きながら紹介していきたいと思います。
【2024年】第70回青少年読書感想文全国コンクール課題図書〜中学年の部・4冊を紹介〜
毎年なんとなく読書感想文の課題図書に選ばれる本には目を通すんですが、買うのは子どもたちが選んだ本だけです。残りは立ち読みですみません。
【小学校中学年の部】
中学年の部の課題図書4冊は、どれも読み応えのある本ばかり。
どれか1冊を選ぶのは難しいかもしれませんね。
私の主観で少しずつ感想を書いてご紹介しますので、読書感想文の本を選ぶ際にちょっとでも参考になれば嬉しいです。
●『いつかの約束1945』
2人の女の子が、自分は9歳だと言うおばあさんに出会うところから始まるフシギなお話。
現実なのかファンタジーなのか、読み手がどう受け止めたっていいし、どう感じたっていい。今、現在を生きる2人の9歳の女の子と、9歳だと言い張るおばあさんの会話から、戦争と平和について少し考えるきっかけになるかもしれないし、認知症や人助けについて考えるようになるかもしれない。
この本を読んで子どもがどんなことを感じ取るのか、どんな気持ちになるのか、気になる1冊です。
●『じゅげむの夏』
仲良し4人組の、夏休みの冒険の話。
難病の親友の願いを叶えたい、なんていうと大げさに聞こえるけど、小学4年生の男の子たちのキラキラ光る最高の夏の日のできごとを、熱い友情と一緒に描いた極上の物語。
重い話なのかなあなんて構えて読む必要はなく、小学生ならではの、単純でおバカな、面白くて楽しい、あの懐かしくも温かい気持ちが全部ギュッと詰まった1冊です。子どもにとって宝物のような本になるかもしれません。
●『さようなら プラスチック・ストロー』
プラスチック・ストローの歴史を知り、SDGsを考える。
身近なものを題材にしているので、子どもでもわかりやすい内容になっているかと思います。
普段何気なく使っているストローがいつから使われているのか、どんな進化を遂げてきたのか、知らなかったことを知るのって面白いですよね。
今自分たちが生きている地球のために、小学生の自分たちでもできることってなんだろう。いろんなことを考えるきっかけになるかもしれない1冊です。
●『聞いて 聞いて!:音と耳のはなし』
音はどうして聞こえるのか、耳はどうして2つあるのか、どういう作りになっているのかなど、考えてみれば不思議だなあと思うことが興味深く描かれており、子どもたちの好奇心を刺激する1冊です。
読めば読むほど面白い、どんどん興味の幅が広がる化学&知識絵本。
小学校中学年に適した文面で、難しい内容も難しいと感じずに読み進めることができます。
可愛くてわかりやすいイラストも見どころです。
と、こんな感じの4冊でした。
2024年の読書感想文コンクール課題図書、小学校中学年の部。どれも面白いものばかりなので、本を読むのが苦手な子ほど、ぜひ読んでほしいと思います。
中学年になると文字数もぐっと増え、内容も濃くなってきますよね。
子どもたちが同じ本を読んでも、感想が同じようなものだけではなくなる頃です。
ああ、こんな角度からも物事を見ることができるんだ。
この本からこんな感情を読み取れるようになったんだ。
ひとつの出来事をこんなに膨らませて考えることができるんだ。
なんて、一気に子どもたちの成長を感じるようになってきます。中学年頃の子どもの頭の中は、無限の可能性を秘めていますからね。
何にだってなれる。どんなことだってできる。想像はどんどん膨らむ。素晴らしい年頃ですね。そのぶん扱いが難しくなる年頃にもなってきますけど。
まだまだ続く子育ての中の、貴重な数年間です。
一緒にがんばりましょう、ほどほどに、てきとうに、力を抜いて。
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