カナダのラベンダーラテを再現してみた
バンクーバーのラテを自宅で再現できないか、試行錯誤してみました。コロナ前の記憶を頼りにした大雑把な再現レシピを、ここでは紹介します。
Café Medinaのラベンダーラテ
紅茶党だった自分の世界を広げたのが、ダウンタウンのカフェ メディーナ (Café Medina)の ラベンダーラテ。記事タイトルの写真がそれです。指定農場によるオリジナルシロップだそうで、ラベンダーの香りが良く、甘さ控えめで、カフェの看板メニューです。確か600円程度。
このカフェは「自宅で作ってみよう」として、Medina's Lavender Syrup という名前でこのシロップ自体をWebで売っています。写真を見ると、ラベンダーとは思えない繊細な蜂蜜色(淡)の液体で、美しい…。しかし、残念ながら日本からは取り寄せられません。
新潟の山あいにバンクーバーの味があった
オリジナルが手に入らないのであればと最初に試したのは、Amazon等で気軽に買えるMONINのフランス産ラベンダーシロップです。エレガントに香り高いですが、非常に甘い。加えてシロップが濃い紫で、バーカウンターに並べると映えそうですが、奥ゆかしさがほしいというか目指す方向が違う気がしました。
次に試したのは、新潟県胎内市の山あい、大長谷集落のクラフトシロップ「BASE CRAFTER HERB SYRUP Lavender」です。ラベンダーときび砂糖で作られており、甘さ控えめ。見た目も人工的ではない蜂蜜色(濃)です。
味は、ティースプーン半分で、ほぼ記憶のCafé Medinaです。買ってよかった。ちなみに、最後に1滴垂らしたほうがより香るかもしれませんのでお好みで。もちろん、カフェラテではなくカフェオレでも美味しいと思います。
Finch's の洋梨と生ハムのバゲット
同じくバンクーバーのダウンタウンにあった カフェ Finch's の 洋梨と生ハムのバケットも、自分の味覚を開拓してくれた一品です。サイズはバゲットの半分くらいでした。大きいです。材料として店の看板には、洋梨、ブリーチーズ(青)、プロシュート、くるみ(ロースト)、バルサミコ酢が書かれていました。
このバゲットは確か1700円程度だった気が。残念ながらこちらのカフェは閉業したのですが、Google maps に足跡が残っています。
北米風しょっぱすっぱあまい系
味はメロンと生ハムの親戚のような「しょっぱすっぱあまい」系ですが、チーズとくるみとバルサミコ酢が北米らしさの演出をしています。問題は、ブリーチーズをはじめ、大きな街じゃないと手に入らない材料が多めのところ…。しかし、食通ではない自分の感覚ですと、「洋梨」さえ手に入れられれば、食パンやバタール、ハム、プロセスチーズでもOK。くるみとバルサミコ酢はオプションです。洋梨シーズンにぜひお試しください。
スパイス使い切りの回と同様に雑で恐縮ですが、いずれにしても、これで次回の円高(渡航)まで勝てる気がしています。最後までお読みいただき、ありがとうございました!