病院食、まずい?
病院食ってまずいよね、そう思っているあなた。
今日は、私が働いている病院食について紹介します。
病気の治療において、食事がどれだけ大きな役割を果たすか、知ることができますよ。
ぜひ、最後までご覧ください。
病院食は治療食と言われることもあります。
治療食は、疾患や症状を改善するために栄養バランスを考慮した特別な食事です。
病院や医療施設で提供される治療食(給食)は、主に一般治療食と特別治療食の2つに分類されます。
一般治療食
一般治療食は、エネルギーや栄養成分の制限が必要ない患者に提供される食事です。
主な種類には以下があります
・常食
・全粥食
・軟菜食
・流動食
これらの食事は、患者の状態に合わせて調整され、栄養状態を良好に保ち、治癒力の向上を目的としています。
特別治療食
特別治療食は、疾患に合わせたエネルギーや栄養成分の制限が必要な患者に提供される食事です。
主な種類には以下があります
・エネルギーコントロール食(例:糖尿病食)
・塩分コントロール食
・タンパク質コントロール食(例:腎臓病食)
・脂質コントロール食
これらの食事は、直接的な疾患治療効果を高めることを目的としています。
治療食の重要性
治療食は単なる栄養管理だけでなく、患者の回復と健康維持に重要な役割を果たします。
疾患の進行を遅らせる、症状を改善する、健康状態を維持することが目的です。
や管理栄養士は、患者の状態に合わせて適切な治療食を提供するだけでなく、食事の見た目や味にも配慮し、患者の食欲を促進する工夫をしています
。
治療食は、医療チームの一員として栄養の専門家が患者の回復を支援する重要な手段であり、個々の患者のニーズに合わせてカスタマイズされた食事療法の一環として提供されています。
治療食は、病気の種類によって異なります。
例えば糖尿病の場合、ご飯を丼一杯食べていたのが、小茶碗一杯に減ることも。
治療食だとエネルギー制限のため、このようなこともあります。
当然、今までと違う食事のため、満足感が減り、まずいと感じることもあるでしょう。
今回は、病院食について紹介しました。
まだまだ知らないことが、たくさんあると思います。
管理栄養士が働く現場をお届けしました。
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