【悲報】管理栄養士の地位が危ない?!
仕事を辞めたとはいえ、夫のこともあるし一応糖尿病についてのお勉強も続けている管理栄養士です。
糖尿病のニュースレターなどにも登録し、新しい情報も得られるようにしているのですが、そこに掲載されていた記事を読んで悲しくなりました。
薬があれば食事療法はいらない?
日本腎臓学会の食事療法のガイドライン作成に参加されているほどの先生の記事です。
糖尿病や高血圧、動脈硬化に対する食事療法は効果が期待できると最初に書いて下さっている一方、治療薬がかなり優れたものになってきている現在、厳格な食事療法の必要性がなくなってきているというもの。
そうか・・・厳しくしなくていい時代なのね😅
ま、夫が暴飲暴食しても血糖値は落ち着いているもんね。
そう思って読み進めていたら
お薬は効くし、薬価も下がっているし、食事療法に関わる管理栄養士の人件費を考えたら患者さんにとっても医療者にとってもお薬の方が良い・・・みたいなことが書かれている。
そして
食事療法は将来、好きでやりたい人のためといった位置づけになるかもねって。
管理栄養士いらんのか?!
AIが栄養計算したりレシピを考えてくれたりする昨今、それでなくても管理栄養士の地位に不安を感じていましたが、食事療法自体いらないかもといわれたら・・・これは悲しい。
そりゃ、お薬飲んだら好きなものを食べて良いよって言われたらその方が喜ばれるわな。
もちろん術後や低栄養の方の栄養管理は必要だと思うし、腎臓病のようにまだ特効薬がない病気には食事療法も必要とのことなので、全く管理栄養士がいらなくなるわけではないでしょうけど。
この記事の本来の内容は、今の腎臓病の食事ガイドラインは古いので時代に合っていない(そもそも対象となる年齢層が変わってきている)し、腎臓食の「低たんぱく・高カロリー食」は難しいという話だったのだけど。
そんな内容はぶっ飛んでしまい、
「食事療法いらないんだ・・・管理栄養士いらないんだ・・・」と呆然としてしまったのでした。
・・・このことは夫には伏せておこう。
とはいえ、生活習慣病を予防することも大事だし、合併症が起こらないように、そして少しでもお薬が減らせるように、食事療法は必要だと思う!
健康のために、これからも食事には気をつけていきたいと思い直したのでした。
この先生も全くいらないとは思っておられないはず。連載記事のようなので、次を楽しみにしたいと思います。
がんばれ、管理栄養士!