みんな働く気持ちを失ってしまう、その前に知っておきたいこと。
窓際族、働かないおじさん、妖精さん。中年期を迎えたサラリーマンはさんざんな言われっぷりです。noteを見てビジネスの勉強をされている皆さんも、いつ自分のヤル気が枯渇してしまうのか?不安になることはないですか?(キシ)
今回は、「なぜ働かないおじさんに認定されてしまう?」のか分析し対策を説明したいと思います。そんなおじさんたちもかつてはヤル気に満ち溢れていたのです。特に、今ヤル気に満ち溢れている型に読んでほしい。
本稿の詳細なお話は過去の勉強会でも発表していますので、是非そちらもご覧ください。(リンク)
なぜ、人は仕事をしなくなるのか
細かいお話は上記のリンクを見てもらうとして、以下のような状態で「働き続けたい」と感じることができるでしょうか?
若い頃は頑張って評価貰ってたけど、年をとったら上が詰まっていて、評価ももらえない。その割には現場から離れた管理の仕事はさせられる。面白かった現場仕事をするスキルも体力も時間も追いつかない。
外的要因、内的要因さまざまあり、環境・制度・ライフイベントなど、自身のモチベーションだけでなんとかなるものでもないことは理解しておきたいところです。
また、過去に僕が聞いた言葉を紹介します。切り取った言葉ですので、ちょっと悪意を感じる部分があると思いますが、僕は「なるほど。コイツらの価値観で生きてたら”働かない状態”に沈むな。」って思いました。
・若手で大したこともやってないのに月給が5000円も上がってよかったね
・評価っていうのは回ってくるもんだから我慢して
・今年が昇給資格最後の人がいるから、そちらを優先するね
・いくら頑張っても親会社が給与ルール作ってるからさ
・男で育休とる人がいるんだね
さて、どうすれば働かない状態に沈まないでいられるのかを考えたいところですが、まずはそもそも「働かない」ってなんなのだろうか?を考えます。
そもそも働かないとはどういうことか
単純に考えると「日中スマホばっか触ってる」とか「会議で発言しない」とか「仕事を依頼してもイヤイヤされる」とかでしょうか。
確かにそのとおりですが、ひとえに働かないといっても「自己認識」と「他者評価」によって大きく心理状態は異なります。
自分は働いているつもりでも他者から見ると働いていないという、勘違いおじさん。自己認識も低い何もしないおじさん。肌感覚では後者が圧倒的に多いように感じますが、皆さんはどう思われますか?
彼らは働かなくなった理由が根本的に異なりますので、もちろん異なる対策が必要となります。そのあたりを紐解きます。
「働いている状態」を維持するために(勘違いおじさん編)
<生まれる理由>
想像しやすいのは、組織の課題や他者が求めることが正確に理解できていないのではないかということです。なので成果にも結びつきません。
また、個人主義なマインドで「自分のやるべきことはキッチリやってる」と思っているのかもしれません。
<対策>
日頃から組織課題をしっかり分析し、他者から感謝される仕事をするのが一番ですが、とっておきの方法を教えます。とっておきです。それは…
炎上しているプロジェクトがある、困っている人がいるなら積極的に助けましょう。なぜなら、感謝される事が確定する仕事だからです。組織の課題を発掘する手間も省けます。
実は火中の栗は甘いのです。いけそうだと思ったら積極的に火中の栗を拾っていきましょう。
「働いている状態」を維持するために(何もしないおじさん)
<生まれる理由>
言われたことだけやるのが楽であり、それを責任範囲と捉え、どんどん自身の仕事範囲を縮小していってしまいます。
ライフイベント(趣味や子育てなど)が楽しくて、できるだけ仕事に時間やMPを使いたくないと感じてしまう人もいるかもしれません。
<対策>
こちらは、「仕事を楽しく」して「やりたい気持ち」を育てるしかないですね。皆さん楽しくないから何もしなくなるのだと思います。
働く人とは3つの言い表し方があるといいます。
言われた仕事だけをする、Labor(労働者)
与えられた役割を対応する、Worker(仕事人)
楽しんで仕事に取り組む、Player(プレイヤー)
後者を目指そうということです。これは簡単なことではありません。仕事に対する興味を持ち続ける必要があったり、スキルを磨き続けなくてはいけなかったりと、楽しむことはそもそも楽なことではありません。
具体的なアドバイスとしては、他業種のメンバーで継続的に学べる仲間を作ることです。彼らがティーチャーとなりメンターとなってくれるでしょう。もちろんライフイベントも一緒に過ごせる一生の仲間となってくれることでしょう。
まとめ
自分がやりたい事業をやり続けるわけにはいかないサラリーマン、自身のモチベーションだけでずっとデキる人であり続けるのは難しいことです。
是非、「仕事で困っている人を助け」たり、「一緒に学んでくれる仲間を見つけ」たりして、楽しく働いている状態をキープしましょう。
そうすることで我々の目的である、ちょいメシを食える状態に一歩近づくと思っています。
なお、デキるデキない、働く働かないは微妙にニュアンスが異なります。先日、ご紹介した以下の記事も是非読んでみてください。
(文章中、わかりやすく”おじさん”表現していますが、当然ですが年齢性別関係ありません。私自身もおじさんということでご容赦願います。)
それじゃ、明日もちょいメシ食うべし!食うべし!
最後に、先週から日曜日の19時投稿とすることにしました。これからも、みなさんに読んでいただきやすい時間帯を模索していこうと思います。
ちょいメシプロジェクトでは質問やお悩みを受け付けています。もし、個別で相談されたいことがあれば、遠慮なくメッセージをください。