【3分程度】簡易版 怒りの取扱説明書
結論です。『人間は、不完全な存在で怒りを消す事などはまず不可能である。怒りの豊富なエネルギーを建設的な方向に持っていく事で人生を豊かにする事ができる。』です。
地球上には生物が何体もいます。その中でも、高度に発達した存在がヒトになります。ヒトがこれだけ生物から抜きん出ている(共に、退化している???)のには、脳の発達が関係しています。つまり、脳(前頭葉)が他の生物よりも大きく発達しているんです。前頭葉が特徴的です。
前頭葉は、創造したり、感情や考えを取り纏めたりするなどの役割を持っています。今や当たり前にある建物や心など人間の創造物は、この機能が大部分を担っているんですね。
また、ヒトは、生存本能など生物に欠かせない原始的な能力を他の生物と変わらずに持っています。
大雑把な見方をすると、ヒトの脳は、奥底に本能などの原始的な脳と、それを覆うようにより高度に発達した脳と、2つが存在しています。前者を大脳辺縁系、後者を大脳新皮質といいます。
言い換えると、理性を司るのが大脳辺縁系で、感情を司るのが大脳新皮質となります。大脳辺縁系は、大脳新皮質に比して、そこまで大きな変化がないとされています(そのためか、古い脳なんて言われたりもしてます)。
ところで、感情の代表は、喜怒哀楽です。その中でも、特に高いエネルギーを内在しているのが、怒りになります。故に、感情の中では、特に、取り扱いに注意しないといけないのは、怒りだ、といえるように思います。
つまり(ここまでの話をまとめると)、『感情(怒り)は、生物の基本かつ、生きていくのに必須なものであり、人生を豊かにする可能性を大きく秘めている存在だ』といえそうなのです。
脳に対して声という新鮮なアプローチをしている本を進めた本は、こちら⬇︎
怒りとの具体的な向き合い方
ヒトは、不完全な生き物です。ここまで発達した存在であっても、感情を超えることはできないのは、万人が理解している事ではないでしょうか(そうなったら、少なからず人間ではない別の存在です)。怒りは、破壊を生み出しますが反して創造も生み出すように思います(破壊と再生は表裏一体なのです)。
先述の通り、怒りを全てコントロールすることは不可能です。しかし、うまく向き合っていく事で、エネルギーをより人生の豊かさに方向付ける事が可能になります。
それを、アンガーマネジメント、といいます。その名の通り、怒りをプラスに生かすための手法です。
こちらの本には、怒りに関して専門性もありながらも、一般的にも非常にわかりやすい切り口が書かれています。参考にどうぞ⬇︎
*ちなみにこの本の筆者は、日本にアンガーマネジメントを導入した第一人者で、米国のアンガーマネジメント協会にて最高ランクのトレーニングプロフェッショナルに登録されているようです(米国人以外では唯一の登録者)。
以下に、アンガーマネジメントに関していくつか具体的に列挙していきます。
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