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雨宿り〜ひとときの旅路〜 【詩・詩形式】2.[幸せな瞬間集](114文字)

赤みがかった緑色の山々を背景に、無数の糸のように降りしきる雨。

車の中に、一匹の小さな虫。

そっと触れるくらい近くに指を寄せても動かない。

暫くして晴れ上がり、車の窓を開けると、くるりと回って、乾いた空に向かって飛び立った。


天野マユミ





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