第5章「神田橋語録」から学んだこと / 双極性障害の人間関係
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双極症のままで私らしく生きる!
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オーキドなつみ( アメブロ / X / Instagram )
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前にもお話させていただいた通り、私が双極性障害を前向きに捉えられるようになったきっかけの一つは、書籍「躁鬱大学」と、そこで紹介されている精神科医・神田橋先生が双極性障害の特徴について書いた「神田橋語録」に出会ったからでした。
「躁鬱大学」や「神田橋語録」には、双極性障害の特徴が本当によく描かれていて、「そうそう、まさに私……!」と思う言葉がたくさんありました。
また、どのようにすれば生きやすくなれるのか、ヒントがたくさんあります。
そこで神田橋語録の中から、私が学んだことをご紹介していこうと思います。
◇ 双極性障害の人間関係
神田橋語録には、双極性障害の人柄として、以下のように記載されています。
これを読んで、私がまさにその通りだなと思いました。
身近な家族でいえば、母と敵対したことはほとんどありませんでした。(現在は色々あって、いい意味で離れられています)
母から何か言われれば、反抗することなく、自分が悪いのだと思う。もしくは反抗したくなっても、ぐっとこらえて、心の中で反抗する。など、自分を押し殺すことが多かったです。
友人からも、「なんで反抗しないの?」と言われたことがありました。
でも今振り返れば、それは双極性障害の特徴であり、相当窮屈な思いをしていたのだろうな、と思います。そういう特徴なのです。
母からもらったものは多々ありますが、やはり窮屈さはありました。今は離れているので、その窮屈さを感じずに済んでいます。
家族とうまくいっていない方は、無理して付き合わずに、少し距離を置いてみるのも手かもしれません。それが双極性障害にとってはいいのです。
また、人の顔色を見て気を使う、というのも、例えば飲み会などがあれば、誰かがあまり話していなければ、話を振るなどします。そうやって気を使って、結局疲れて帰ってきたりするんですよね……。あと、「あの時言ったあの言葉は大丈夫だっただろうか……」と1人反省会をしたり(笑)。
そういうこともあり、「躁鬱大学」の方では、大人数の飲み会に参加することをお勧めしないと書いてありました。気の合う人と少人数で飲む方が、よさそうです。
そういう特徴をつかんでおくと、少しずつ生きやすくなるように思います。