見出し画像

第5章 「神田橋語録」から学んだこと / 【コラム⑤】「毒親」ではなく「薬親」

:::::::::::::::
双極症のままで私らしく生きる!
双極症のための「神田橋語録」を世界に広める!

オーキドなつみ( アメブロ / X / Instagram )
:::::::::::::::

双極性障害の人に限りませんが、親との関係性に困っている人をよく見かけます。

また、世間ではよく「毒親」という表現が使われたりしています。

私の母も少しその感じがあったのですが、母のことを「毒」というのはどこか違うように感じていました。

そんな時、入院中に同じ病室の方から「毒親ではなく薬親」という表現を聞きました。

「薬」は、用法用量を守らないと、「毒」になりうるのですよね。
また、その時の人の体調によって、合ったり合わなかったりします。

世間には、「親と仲が良い」というのがいい風潮がありますが、親と相性が悪い人にとって、親と仲良くしなさい、というのはOD(オーバードーズ:薬の過剰摂取)しなさい、と言っているようなものなのですよね。

「人(あなた)」も「薬(親)」も悪くないのです。

ただ、相性が悪かっただけです。

今、親とうまくいっていないからと言って、悲観的に思う必要はありません。

合わない薬を無理に飲む必要はないのです。

適切な距離で付き合っていけばいいのです(減薬ですね)。絶縁(断薬)でも構いません。

体調が良くなったり、薬との相性が良くなったりした時には、付き合っていけばOKです。

自分の気持ちに正直に、無理のないお付き合いをしてきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?