舞台 サマータイムマシン・ブルース in CINEMA 感想
先日、四畳半タイムマシンブルースの感想の最後に、サマータイムマシン・ブルースの舞台が映画館で上映されると書きました。
https://www.asmik-ace.co.jp/news/20220830-7799
舞台版は見たかったので、仕事早めに切り上げて見に行きました。
映画やアニメはいくらでも場面を変えられますけど、舞台は基本的には1つしか無い。なので、タイムマシンの扱いや、人の入れ替わりとかをどうやるんだろうか?と楽しみでした。
以下、感想で多少 #ネタバレ 要素がありますが、まぁ大丈夫だよね。基本は同じですから。
オリジナルである舞台版をみて思ったのは、シンプルに元がすごいなと。
絵をあまり変えられない舞台という制約の中だからこそ、この作りになったんだろうけど、思い浮かぶのがすごいなと。
逆に、舞台を見るということに慣れていないと、見落としというか気づけなかったことも多かったんじゃないかなとは思った。
今回は、舞台とはいえ、録画したものを編集して映像作品に近い形にしているので、絵をクローズアップしていたりとかもあった。それでも、初見だとなかなか気づけ無いことも多いだろうなぁと。
そういう意味では、映画版はこの舞台の面白さを、きちんと映画を通してわかりやすく調整している。
ぶっちゃけると「コーラーをこぼしてリモコンが使えなくなる」っていう、作品としてある意味一番重要なところですけど、舞台版で何も知らない初見だと冒頭いきなりそれがあるんだけど、観客席からは分かりづらいし、エアコンが使えないっていう表現があまり強調されずに話が進んでしまうので、わからないかもしれないって今回見て思った。
セリフで表現しなければならないところをきちんと絵で見せられるのは、万人向けっていう意味では映画版のほうが良いんだろう。
写真に二人写っていたとか、ケチャの存在とか、オアシスでのヴィダルサスーン改修の件とか、セリフで表現しているのはすごいなと思って舞台版を見ていたけど、映画版のほうが分かりやすいのは間違いないですね。
一方で、舞台という制約があるから脚本での表現に力を注ぐ必要があるから、こういう面白い作品になったんだろうという思いもあります。
映像ありの企画だと、絵の力に頼ってしまって、こういう面白さにはならなかったのでは?なんて思ったりも。もしくは、単純に違う作品になってしまうのではと。
なんにせよ、見に行けてよかった。さて、続編込みのBlu-rayどうしようかなぁ。円盤もいいけど、配信レンタルとかでまずは見たいなんて気持ちもあったり。
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