見出し画像

耳鳴り潰し140

 就寝前に起こったトラブルの簡易まとめ(面白おかしく書き上げるほどのものではない)。

・トイレに行くと詰まっていた。そういえば娘がお腹壊してトイレにこもっていた。紙を使いすぎたのだろう。
・スッポンが役に立たなかった。多分100均のやつ。
・幸い近所のドンキがまだ空いてる時間。
・自転車の後輪がこんなタイミングでパンクしていた。妻のを借りるかと考えたが、慣れない自転車に乗って事故とか嫌だなと、歩きで向かう。雨も降っていた。
・ドンキでごつめのスッポン(正式名称:ラバーカップ)購入。
・この日はせっかく体調が良かったのに、帰宅時にだいぶしんどくなっていた。
・さあこれですぐに詰まり解消、かと思われたが、さっきよりはマシ程度。しばらく格闘するうちに汗だくになる。
・どうにかなる。シャワーを浴びる。シャワーを出た後、少し座り込む。「一分休んだら動こう」が十分か十五分ぐらいになる。
・それでも0時前。飲み物を飲んで一息ついてから寝る。
・しかし1時頃と3時頃、トイレに行く娘に起こされる。
・寝不足でふらふらの中どうにか子どもたちを送り出した後、昼まで眠る←今ここ

 この日は体調が良かった。悪い時だけでなく、良かった理由も考察しておこう。早朝3時に目が覚めた。耳鳴りとの格闘はやめ、そのまま起き出して、早朝執筆を全て片付ける。シロクマ文芸部に「憧れの文芸部部長と流星群を見に行ったら両手両足を縛られた話」で参加。中年男性同士の絡みしか書かない文芸部部長と、彼女に振り回される男子生徒の話第二弾。いわゆる「キャラ小説」である。こういったキャラをいくつか確保しておくと、書くことに困らなさそうだ。

 さすがに3時起きは早すぎたので、子どもたちが起き出したタイミングで30分ほど横になる。これを昼にも再度やった。がっつり数時間眠らなくても、これくらいの休息でもだいぶ違うようだ。また、この日もあまり身体を使った遊びはしなかった。

 息子とマイクラで遊んでいると、静かになるのでいつも「何か音楽かけて」と息子が言い出す。子どもたちのお気に入りの曲の入っているプレイリストをかける。imase「逃避行」などを息子と一緒に歌う。アニメ「ホリミヤ」の主題歌だった、神山羊「色香水」を息子がよく口ずさんでいる。

「学校でマイクラやってる友達いる?」と聞いたところ、よく分からないらしい。幼稚園の時は何人かいた。幼稚園の話題が出た時に、一番仲の良かったカナエちゃんのことを思い出し「カナエちゃんに会いたいなあ」と寂しそうにこぼした。違う小学校に行った子たちとは、外で偶然すれ違うくらいしか会う機会がない。私が主婦であれば、ママ友繋がりなどで触れ合う機会もあるのだろうが。しかしほぼ名前が一緒のカナちゃんと、小学校に入った途端仲良くなって、今は今で、楽しそうに過ごせている。

「銀魂」OPが流れ始めると、YO-KING「遠い匂い」を子どもたちが楽しそうに歌う。スマホでめっきり撮らせてくれなくなった子どもたちの様子を、目に焼き付けておこうと、指でカメラを構える真似をする。しかしそうすると、観測者が観測対象に影響を与えるってやつで、理想的な微笑ましい姿は途端に崩れてしまった。

 観終わった後、次の話のOPまで観る。娘は動画の頭まで一度戻して、テレビに繋げていたタブレットを外し、「明日また歌いたいから」と言った。そんな情景を忘れないために、ここにこうして書いている。

 子どもたちが寝入ってからのまさかの上記トラブルの後(いつもは子どもたちと一緒に就寝)、「これだけいろいろあってもまだこんな時間なんだよな」と何かを思い出す。終電で帰り、そもそも帰宅が1時前、軽く食べて3時間寝て、始発で出社、なんて生活を続けた時代もあった。何日も子どもの寝顔しか見ていない日々もあった。あの頃はそもそも「疲労」に対する感覚がおかしかったのだと思う。エナジードリンクを飲んでいれば乗り切れる、と勘違いしていた節がある。何もかもが今に繋がっている。

 白井智之「人間の顔は食べづらい」読了。作者デビュー作。道尾秀介氏の解説の一部がこの作品の魅力を見事に表している。

 前置きが長くなったけれど、白井智之さんの『人間の顔は食べづらい』は、完成形が本当に美しい。使われているパーツも徹底的にオリジナルで、自ら創作する小説世界において作者は神であるという言葉を、久々に思い出した。

 さて、白井智之という神様がつくったこの世界、はっきり言って万人向けではない。もともと小説は万人に向けて書かれるものではないので、最大公約数を狙った作品よりも、むしろずっと小説的だと言えるのかもしれないが。

白井智之「人間の顔は食べづらい」の道尾秀介氏による解説より

 寝不足ゆえの不調と頭痛は痛み止めと、睡眠で取り返せる。今は楽。トイレの水洗も快調。


この記事が参加している募集

入院費用にあてさせていただきます。