耳鳴り潰し214(発声回復法、人狼、タンクスラム)
この日も学校を休ませた息子だが、昼前ぐらいからすごい元気になっていた。喉が少し荒れてるのだから大きい声を出さない方がいいのじゃないか、とこちらは思っていたが、むしろ大きい声を出すことで、身体からウィルスを追い出しているような気配もある。腹から声を出すことで声量もある。私とは違う。
昼食時、さりげなく「ガンダム00」をスタンバイしながら「何観る?」と聞いたところ、「ガンダムはつまらないから嫌」と却下された。
「進撃の巨人はグロいし……」
「そういえば進撃の巨人って観たことなかったな。一度観てみる?」
「うん」
グロいいいながら観るんかい、と思いながら第一話を再生。私は昔ある程度漫画を読んでいた、くらいの知識。第一話のラスト、エレンの母親が巨人に食べられる場面でやはり拒否反応。第二話を観ることはなさそうな感じ。
鬼滅以来、殺し合い、血しぶき系の作品を避ける傾向がある。ジョジョのアニメとかみ観られそうにない。夜は再び「けいおん!」に戻った。
帰宅後の娘が何だか疲れ切っている様子なので訊ねてみると、同じ支援学級の子のことだった。彼は漫画を描いており、手伝ってもらうグループを「○○組(自分の名前)」とつけているのだが、娘にそれに入ってほしいと頼まれたのだという。以前一度手伝ったことがあるが、何をしていいか分からなかったとか。
「その子絵上手いの?」
「全然」
「話が面白いとか」
「ちゃんと描いてないからよく分からない」
娘は絵を描くきっかけは「ルックバック」の漫画を読んだことなのだとか。
「その子もルックバック読んでるかもしれないよ」
「なんか嫌だな」とのこと。
夕方、家族で人狼をする。すっかり元気になっていた息子がやりたがったので。二回連続私が人狼、次に妻。この三回は全て人狼側の勝利。四回目は息子で、二日目の投票で吊られた。
ゲームに慣れてきたことで、誰もが怪しく見える、逆に人狼自身がうっかり怪しい態度を取ってしまっても、他の怪しさにかき消されて誤魔化せてしまう、という点がある。
続いてババ抜きギャンブル。プレイヤーは息子を除いた三人で、順位に応じて支払われる金額(おもちゃのお金)を、息子の独断で決定する、というもの。どういうわけか私が五連敗。なぜか三位でもお金はもらえた。最終的に私は3万3000円、トップの妻が9万円台、二位の娘が4万か5万だった。
息子の相手をしながらも、これまでにはないやり方でkindle書籍を一日二冊刊行。しかし誤りに気が付きアップロードしなおすなど。正直吐きそうになるほど疲れた。
新都社「青春小説集」に「スラムタンク」を裏返したともいえる作品「タンクスラム」を追加。打ち捨てられた戦車で形成されたスラム街での青春ストーリー。おまけに途中で書くのを止めた「ポテトファーザー」収録。
脳脊髄液減少症の入院記録も販売中
今日の一枚「打ち捨てられた戦車で形成されたスラム街」