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「怪獣詩集4 ウルトラマンベリアル」


悪のウルトラマンであるベリアル



ベリアルはかつてウルトラの父とともに
エンペラ星人と戦った戦士であった
しかし警備隊長の任命されたウルトラの父を恨み
またエンペラ星人の悪の魅力に惹かれ
闇に堕ちた悪のウルトラマンである

ベリアルの人形に出会った瞬間に
息子は目を輝かして「かっこええ……」と言った
私も同感であり
以降
小型のベリアル
ウルトラマンベリアルアトロシアス
カイザーベリアル
アークベリアル
と、ベリアルの系譜が次々と我が家にやってくることになる
おそらくこれからも増える

一目で分かる極悪さ
黒と赤のカラーリングは
スター・ウォーズに出てくる名悪役
ダース・モールにも似ている
後に購入した「ウルトラマン怪獣図鑑」においても
ベリアルは表紙で一番多くのスペースを占領していた

2009年
「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」
という映画で初登場したベリアルはその後
様々な作品に現れ
「ウルトラマンジード」の主人公ジードは
ベリアルの息子という設定になっている
単なる悪役を超えた存在としてシリーズに君臨している

「ベリアルかいぞうこうじょう」
と書いた紙を
仕舞い遅れている扇風機に貼り付けている
扇風機の足元でベリアルたちは改造され
アトロシアスになり
カイザーになり
最終的にアークベリアルとなる
それぞれのベリアルにはまた別のドラマがあるので
いずれ稿を改めて書くつもりだ

私も昔から
正義の味方より悪者の方が好きだった
ヒーローよりも
倒されていく敵たちに感情移入した
父子で同じ物を見て
同じ感情を抱く
それはいつまで続くだろうか


モチーフは鮫とのこと
ベリアル親子

※父子ともどもウルトラマンシリーズには一切詳しくありません。



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泥辺五郎
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