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耳鳴り潰し256(悟空破損、河原散歩、魔法の絨毯ごっこ)

 この日は娘も加わり、息子と一緒に朝からテンション高く遊ぶ。
 しかしそんな中悲劇が。昨日開封したばかりのフィギュアーツ孫悟空の首関節部分が折れる。泣き出す息子。昨日「ロゼと比べて首がめっちゃ動く」と言って動かしていたが、動かしすぎたのか。完全に折れているため、ひとまずボンドで塗りたくったり、輪ゴムでどうにかならないかとあれこれする。サンタさんからの贈り物なんだけどな、と思いつつダメ元で販売店に電話する。「開封後遊んでから壊れた物であれば、初期不良とは見なされないと思います。修理ならメーカーに」ですよね。一応メーカーに。初期不良かもしれないので現物の写真を、と言われたが、既にボンドで固めている最中。
「一度外してから写真撮ればいいですか?」と聞く。
「既に修繕など手を加えてしまっている場合は、アフターサービス対象外となります」とのこと。
 たとえ初期不良品だったとしても、ボンドを塗りたくった時点でアウトらしい。
 元々脆いフィギュアを、可動域以上に動かしてしまったのが原因だろうから、それはそれで仕方ない。手のパーツ交換時に危なそうだとは思っていたが、関節部分が見えない分、首はノーマークだった。

 ひとまずボンドで固めて放置中。取れなくなっても、激しい動きは出来なくなるし、顔パーツの交換も不可となる。このシリーズの購入はもうやめた方がいいのかな、と思っていたら、泣き腫らした顔の息子が「来年のクリスマスはヴェノムがいい」と言い出す。ベジータじゃなかったんかい。

 朝食後に近所の公園になわとびをしに息子と出かける。宿題の一部でもある。しかし学校では体操服で飛ぶためか、厚着の状態ではうまく飛べていなかった。夜中に雨が降り、巨大滑り台の中央がまだ乾いていなくてうまく遊べなかったため、近くにある河川敷へ。少し前に家族で昼の散歩の際に寄ったところ。息子が足を濡らしたところ。

 平たい石を拾って石切りなど。うまく飛ばせない息子は、川の中央にある大きな石を目掛けて小石を投げていた。家の中でのゴムボールでのキャッチボールでもそうだが、何かを投げるのが好きなようだ。少し下流にカモやシラサギがいたのでそちらに歩く。もう少し先に行こうとしたら、不安がった息子に「元に戻ろう」と促された。

 穏やかな流れから急な流れに変わるところに葉っぱが流れてくると、突如葉っぱのスピードが変わる。「サーフィンみたいや!」と息子が興奮している。川上から流れてきたゴミが、川岸に溜まっている。お酒の缶が多い。「かわいそう」と息子が言うのは、川のことか、ゴミのことか。

 その後子どもらに留守番してもらい買い出しに。途中頭の重みとそれに耐えての吐き気を覚え、帰宅後久しぶりに痛み止めを飲む。

 昼食時に何を観るか。
「YouTube」息子。
「何か映画」私の意見を取り入れての娘。
 じゃんけんで娘が勝ち。何を観るかで「ゴジラは?」と私が提案。「ダンダダン」でのネッシーの描写が、「シン・ゴジラ」をリスペクトしたものだ、という考察動画を息子が観ていたのを思い出して。

 珍しく私の意見がすんなり採用され「シン・ゴジラ」視聴開始。昼食準備に時間がかかったため、結構長いこと観る。政治関連の部分は退屈だろうと思ったが、見知った俳優が多くて「半沢直樹に出てた悪い人!」など娘が声をあげる。初期形態のゴジラが川を遡上して、多くの船を巻き込み橋を壊すシーンにて、
「お金がもったいない」と嘆く娘。
「お金より命が大切やで!」と金言を叫ぶ息子。

 日系のアメリカの偉い人が英語で何やら話すシーンで、字幕表記になる。「あ、子どもたち置いてかれた」と感じる。最後までは観ず「続きは後日」と娘にタブレットを切られる。
「ゴジラだけに?」
「パパつまんない」

 息子とマイクラ中に疲れがピークに達し、横になりいくらか仮眠。

 その後、修行ごっこを娘も交えて行う。防音マットを持つ私の手がもぎ取られそうな勢いでパンチやキックが飛んでくる。一年生と六年生のパワーの違いを感じる。

 防音マットを魔法の絨毯に見立て、それぞれ一人用の絨毯で暴走するという設定で子どもらが遊び始める。いろいろ考えつくものだ。はしゃいで遊び過ぎてどこかをぶつけて泣き出して終わる、というパターンはよくあるので、その辺り注意を促す。

 私が家事をしている最中は、二人でキーボードでいろいろ弾いていた。

 フィギュアの破損の哀しみを紛らわすために、頑張っていたのかな、とも思う。

 今日の一枚「川を遡上してきた怪獣」

怪獣って指定するとすぐにアレっぽく描きがち


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泥辺五郎
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