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耳鳴り潰し134

 二学期開始。初日は始業式なので11時に帰宅予定。一番安いスーパーが10時開店だから、買い物に行くと慌ただしくなりそうなので、子どもたちが帰ってきてから留守番してもらって、と考える。無理できる体調ではない。今週いっぱいは短縮授業。平日の完全なリズム作りは来週から。今は自分の慣らし運転期間としよう。

 「自分なりの桃太郎」の裏側(白4企画後夜祭)を投稿。とんでもないボリュームになったので、本編と分けて正解だった。作品が出来上がる経緯、関連作品の紹介、TOP絵生成の流れ、など。こちらを書いているうちに、手持ちの創作論の一つ「登場人物球体論」を思い出したので、次回メンバーシップ記事向けに書いていこう。

 子どもたちが帰ってくる頃合いに外を覗くと、うちのアパートの入り口近くで息子とカナちゃんが立ち止まって楽しそうに話していた。そこに彼氏君を伴って娘が歩いてきた。二学期になっても楽しくやれているようだ。夏休みを経て、関係性が変わってしまったりしないかと心配したが、元通りの距離感に皆戻っているようだった。

「ふと前みたら二人が楽しそうに帰っててさ、めっちゃリア充やん」と娘。あなたが言いますか。そして「パパにはあんな頃あった?」と煽ってくるのだ。ねえよ。

「ウルトラマンジード」最終話視聴。息子の大好きな怪獣(元ウルトラマン)、ベリアルが倒されてしまい、テンションダウンしている様子。次に観るものを、ジードの劇場版や、ベリアルの出てくる他のウルトラマンシリーズを提案するが、あまり気乗りしない様子。ジードがベリアルの息子という異色設定だから、ジードを怪獣側として息子は贔屓にしていた。他のウルトラマンの扱いは我が家では軽い。

 怪獣好きである以上、ウルトラマンを観ると最終的に悲しい気持ちになってしまうわけだ。「怪獣の勝つ劇場版とかないの」と聞いてきた。

 娘がすぐさま遊びに行ったので、買い物計画が白紙に。暑いので息子も出かけたがらない。夕方、娘の帰宅後一軒だけ買い物に。翌日から必要な息子のノートがあったため。

 みやひろよ「子宮ガンかもしれないよ、それ。: 不正出血を軽く見ていませんか。」読了。別に誰がガンというわけでもなく、闘病、入院記録系が読みたくなったので。自分のこともまとめておかないと、と思う。いくつkindle企画を抱えたままにしておくつもりだ。

 昨晩はヴェノムからコラ画像にと流れた就寝前トークだが、あれこれやって私が寝床につく頃には、子どもたちは寝息を立てていた。久しぶりの学校で疲れた様子。時間は流れ、子どもたちは成長してゆく。自作の一節を思い出す。

 桃太郎たちの少年時代は長くはない。もっと遊び、もっと楽しめ、と親心では思ってしまう。しかし遊んで疲れた分よく眠る。眠った分よく育つ。親心が更に少年時代を縮めてしまっているともいえる。私もかつてはそうだったのだろうか。油断していると血に染まった自分の手を思い出す。あの鬼たちは、本当に悪者だったのだろうか。

泥辺五郎「自分なりの桃太郎を書けないでいる話」より


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泥辺五郎
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