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耳鳴り潰し257(読まれたkindle書籍、新連載開始、全農の野菜)

 午前中から子ども二人ともデイの日。それに合わせて用事を詰め込んでいたので病院やら市役所やらついでに図書館やら。

 昨日読まれていたkindle書籍

 帰宅すると妻が既に帰っていた。
「何かあったの?」と心配すると「仕事納めだから早く終わった」とのこと。そんな感覚も薄れている。

 子どもたちが帰ってくる前に、少し前に構想していた随筆集の最初の一編を書き上げる。穂村弘のエッセイ集「蛸足ノート」を読みながら、現実を拡張する的な、一編千文字前後のエッセイ的なものを書きたいな、と思っていたもの。随筆集というタイトルの掌編小説集といえるかもしれない。
「異想随筆集1 高い鳥居」。リサイクルショップに行ったら、最近取り壊された近所の神社にあった鳥居が売りに出されていた話。

 来年はヘヴィ年だからか、一足早く街中いたるところでヘヴィメタルが流れている。とてもうるさくて心地よい。

 リサイクルショップを覗くと鳥居が並んでいた。そういえば近所の神社が一つ取り潰されていた。何でも売られ、何でも買われる世の中だ。一つ買って帰ろうか、と一番小さな鳥居の値段を見たが、とても気軽に買える値段ではなかった。第一鳥居を家の中に置いてどうするつもりもない。

 店の天井近くまである、一番大型の鳥居を持ってレジの前に並んでいるものがいた。人の形をしているが人ではなさそうだ。その鳥居には安めの一軒家が買えるくらいの値がつけられていた。絶対にぼったくりだ。しかし買う方の持っているお金もどうせ本物ではないだろう。

 あまりにレジ待ちの行列が長いので、私は手に持っていたサイズの合わないスニーカーを棚に戻して店を出た。安いのにいいものが出ていると、つい必要もないのに買ってしまう。履けない靴がたまっていく。何も拭いたことのないタオルが過剰にタンスに詰め込まれている。

泥辺五郎「異想随筆集1 高い鳥居」より

 役割を終えた感があり止めた「架空書籍紹介」シリーズの後継ともいえる。今週のシロクマ文芸部「来年は」にも絡めてみた。来年はヘヴィ年なので、全世界の商店街でヘヴィメタルが流れ、大変やかましくて心地よい一年になるはずです。

 後は「閃光のハサウェイ」のパロディ「全農の野菜」の構想をXで呟いたらRTされていた。

「全農の野菜」
 バザウェイ・野良は全農の中枢人物である父ブライトン・野良の経営する農場に潜り込み、無断でモビルスーツを乗り回した過去を持つ。その結果、初恋相手であったクルーエス・パラリヤを失うことになる。あれから12年。バザウェイはいつの間にやら反全農組織のリーダーとなっていた。

 クルーエス・パラリヤよりも、グルゲルド・パラレルヤの方がいいかもしれない。とりあえずクェス・パラヤに謝っておきます。

 そういえば朝食時に子どもらが「シン・ゴジラ」の続きを観たがった。昨日の途中まででは終わらなかった。

 娘は最近一人で「らんま½」を観ている。最近やってる方ではなく旧アニメを。「22話まで進んだ」「続きが観たくてたまらない」とのこと。好きなものが増えるのはいいことだ。

 息子は息子で、私がお風呂に入っている間、全然観てなかった「ドラゴンボールDAIMA」を一人で観ていた。OP曲が気に入ったようだ。私も好き。

 課題:体力作りとテキストの積み重ね。復職。

 今日の一枚「ヘビ年のイメージ」


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泥辺五郎
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