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サンドイッチ伯爵の誘惑
サンドイッチ伯爵が考案したと言われるサンドイッチ。
大好きなカードゲームを中断することなく、片手で簡単に食べられる食事はないかと、パンで具材を挟んで食べたのが始まりだそうです。
英語表記だと「sand wich」です。
恥ずかしながら私は今の今まで、
「sand which」だと勝手に思い込んでいました。
「どれ」を挟んでも美味しい料理、「サンドウィッチ」だと。
なんの根拠もなく、37年間もそう信じ続けてきた自分が恥ずかしい。
我が物顔で人に言っていなければいいのですが。
思い込みって怖いですね。
話は変わりますが、最近我が家はホットサンドメーカーを購入しました。
食パンの間に好きな具材を挟みホットサンドメーカーで焼くと、表面がカリカリになってとっても美味しく朝食にぴったりなんです。
中でもやはり、とろけるチーズを入れたくなるのは人として当たり前の衝動ですよね。
カリカリに焼けたパンの中に忍ばせた、とろ〜りとろけるチーズをびろ〜んと伸ばしながら食べるのが美味しいわけで。
しかし、世の中の物事には必ず二面性があるように、ホットサンドにももちろん欠点はあります。
普段は8枚切りの食パン一枚で済んでいた朝食を、8枚切りを2枚使ってサンドするわけですから、朝食一回で食パン一斤の4分の1を食べてる計算になります。
つまり今までよりも倍のスピードで食パンが消費され、倍のカロリーが摂取されることになるわけです。
更に、チーズやらハムやらを挟んで食べるわけですから、知らない間に徐々に太っていくのは否めません。
手軽で美味しいゆえに、小腹が空いた時のオヤツにもなってしまうホットサンドは、しっかり自制しないと食べ過ぎてしまうという中毒性を持っているのです。
実は今、私の中にはある野望があります。
「晴れた休日に朝っぱらから、一人で近所の土手にピクニックに行き、スパークリングワインを飲みながら、サンドイッチ伯爵が食べたとされるローストビーフとチーズのホットサンドを貪る。」
面倒くさがらなければすぐにでも実現できそうな野望ですが、これがまた、そう簡単にはタイミングが合わないんですね。
「あー妻よ、晴れた休日に娘を連れて、どっか遊びに行ってはくれませんか?」