瀧本哲史『2020年6月30日にまたここで会おう』特設note
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瀧本哲史『2020年6月30日にまたここで会おう』 期間限定・全文公開
若い世代が社会を変えることを願い、「武器」を配りつづけた瀧本哲史さん。そのメインターゲットは「20歳の若者」でした。
自分の頭で考え、自分で決める。そしてその選択で未来を変えろ。色褪せない瀧本さんの「檄(げき)」を完全収録した『2020年6月30日にまたここで会おう』を、2023年6月30日から7月6日までの1週間限定で、今年も全文公開します。
(※全文公開期間は終了しました。第一檄、第二檄は無期
「#瀧本宿題で投稿せよ!」 プレゼント企画の結果発表
このたびは、大勢の方に「#瀧本宿題で投稿せよ!」の企画にご協力いただき、本当にありがとうございました! 瀧本さんが配った「武器」は、2020年、さらに多くの人の手に渡っていきました。2021年以降も、瀧本さんが残した武器を配り続けていきたいと思います。
さて、結果発表が予定よりも大変遅くなってしまい本当に恐縮ですが、プレゼント当選者の発表をこの場で行いたいと思います。独断と偏見で選んだ結果、以下の
褒められたのは2回だけ。瀧本さんに食らいつくことで、僕は仕事の全てを学んだ。-- 瀧本哲史の「遺伝子」を継げ #3
ゼミ生や投資先、講義参加者など、瀧本哲史さんと関わりのあった若者(ゲリラ)たちに話を聞く「瀧本哲史の『遺伝子』を継げ」3回目に登場するのは、オトバンク社長の久保田裕也さん(37歳)。久保田さんは、オトバンク創業者で同じゼミの同期だった上田渉さん(現オトバンク会長)と瀧本さんの「策略」にまんまとハマり、外資系コンサルの内定を蹴って設立間もないベンチャーにジョインした人物だ。しかしそこに待ち受けていた
もっとみる「真摯に知的ボコボコにしてくれる大人って、どれだけいますか?」-- 瀧本哲史の「遺伝子」を継げ #4
ゼミ生や投資先、講義参加者など、瀧本哲史さんと関わりのあった若者(ゲリラ)たちに話を聞く「瀧本哲史の『遺伝子』を継げ」4回目に登場するのは、GunosyのCTO(最高技術責任者)やLayerXの立ち上げを経て、現在DMMにてCTOとして活躍されている、松本勇気さん(31歳)。松本さんは2012年の東大講義参加者の一人であり、瀧本さんから名指しで「デキるやつ」と講義中に言われた人物だ。あの日から8年
もっとみる「君たちは、2025年までに政権を取りましょう。」 -- 瀧本哲史の「遺伝子」を継げ #2
ゼミ生や投資先、講義参加者など、瀧本哲史さんと関わりのあった若者(ゲリラ)たちに話を聞く「瀧本哲史の『遺伝子』を継げ」2回目は、京都瀧本ゼミに続き立ち上がった東京の「瀧本ゼミ」1期生であり、現在は医師として活躍されている石橋由基さん(28歳)に話を伺った。東大生ばかりだった瀧本ゼミに、慶應生として参加していた石橋さんは、医学実習や部活よりはるかに面白くて刺激的な瀧本ゼミの活動に、気づけばのめり込ん
もっとみる僕は君たちに「武器」を配りたい -- 時代を超えて読み継がれる〈瀧本哲史全著作〉
新しい時代をつくる若い力を支援し続けた、瀧本哲史氏。彼が遺した「武器」を手に、普遍的な「メッセージ」を胸に、自分の人生、そして希望ある未来を自分たちの力で切り開いていこう。
1 .『僕は君たちに武器を配りたい』
(講談社2011/9/21発売)
2.『僕は君たちに武器を配りたい エッセンシャル版』
(講談社文庫2013/11/15発売)
「コモディティになるな」という強烈なメッセージで幕を開
2020年からの人生を、君たちはどう生きるか -- 「僕武器2020」瀧本哲史ラストインタビュー
2019年6月、1本のインタビュー記事がNewsPicksに公開されました。「僕武器2020」と冠されたインタビューで語られたのはやはり、「コモディティになってはいけない」「自分の頭で考え続けなくてはいけない」という、瀧本さんが終生変えることのなかったメッセージ。結果的に最後の肉声となったインタビューの初回を、今を生きる「10代・20代」の方に読んでいただきたく、NewsPicksさんの協力のもと
もっとみる「ピア・プレッシャー」の文化こそ、 先生が遺してくれた一番の財産です。 -- 瀧本哲史の「遺伝子」を継げ #1
京都大学で「起業論」「交渉論」などの授業を担当し、No. 1若手人気教官だった瀧本哲史氏。学生たちと共に自主ゼミである「瀧本ゼミ」を立ち上げ、企業分析を通して、意思決定を先導する人間を育てようとしていた。瀧本さんが亡くなったいまも、瀧本ゼミは京都、東京の2拠点で、遺志を継ぐ学生たちによって運営されている。
ーーゼミ生や投資先、講義参加者など、瀧本さんと関わりのあった若者(ゲリラ)たちに話を聞く「
【1日限定無料】瀧本哲史ゲリラナイト -- 2020年6月30日火曜の19時からは、「伝説の東大講義」をみんなで聴こう!(※イベントは終了しました)
東大講義の中でもたびたび言及されていた、瀧本哲史さんの投資先企業「オトバンク」。今回、瀧本さん最後の著作になるであろう『2020年6月30日にまたここで会おう』を若い世代に広げていくために、全社一丸となって、最高のオーディオブックを制作していただきました。
6月30日の発売を記念して、そして「再集結の日」を盛り上げるために、その完成したばかりのオーディオブックをみんなで聴く特別ライブ配信イベント
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第一檄「人のふりした猿にはなるな」
はい、瀧本です。
とくに今日は自己紹介する必要もないと思うので、バーッと進めますね。
僕は話すのがちょっと速すぎるようで、よく通訳が必要とか言われるんですが(笑)、ここに集まったみなさんは頭も良いかと思うので、京大の授業でいつもやっているようにやります。
はい、ついてきてもらえればと。
で、今日のこの会場は、東京大学の伊藤謝恩ホールです。みなさん、「伊藤」って誰のことだか、わかります?
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第二檄「最重要の学問は『言葉』である」
この講義のテーマは、「次世代の君たちはどう生きるか」ということで、僕が思っていることをどんどん言っていきます。
はい、つぎです。
みなさん、『アメリカン・マインドの終焉』という本、ご存じですか?
この場には10代と20代しかいないので、知ってるはずがないんですよ。知ってるとしたら、その人はかなり変わった人だと思うんですね。
なぜかというとその本は、みなさんがまだ生まれてないか幼児だった1
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第三檄「世界を変える『学派』をつくれ」
では、ここにいるみなさんが猿から人間になって、一人ひとりが個人として正しく物事を決められるようになったり、言葉を磨いていければ、それだけで世界が良くなって「はい、メデタシメデタシ」となるかといえば、残念ながら現実は、そうはうまくいかないんですね。
なぜなら、就職とか結婚とか、人生に関する問題のほとんどは個人や個人間だけで決められるんですけど、社会に関する問題は、集合的な意思決定というのが避けら
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第四檄「交渉は『情報戦』」
ちょっと10分間のトイレ休憩を挟みましたが、ここからは少し趣向を変えて、しばらく「交渉」の話をしたいと思います。
『武器としての交渉思考』という本を出したばかりだからその宣伝がしたいというわけじゃなくて……、何度も言うように本の売上というのは僕にはあまり関係がありませんので、とにかくパラダイムシフトを起こす可能性のあるみなさん方にですね、今日はちょっとした武器を持ち帰っていってもらいたいと思って
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第五檄「人生は『3勝97敗』のゲームだ」
はい。では次のスライドいきましょう。
リーダー論を少し。
「なぜ日本にはリーダーが育たないのか?」
こういった議論を昔からよく見かけますが、これは問い方が間違っているんだと思いますね。
この問いが前提としているリーダーって、要は「カリスマ」のことなんですよ。誰か自分の代わりに世の中を良くしてくれる救世主、ジョブズみたいな巨大なリーダーを求めているわけです。
そうじゃなくて、今は、「どうす
全文公開 『2020年6月30日にまたここで会おう』 第六檄「よき航海をゆけ」
はい。この講義も、そろそろ終わりに近づいてまいりました。
1時間半くらい経ちましたかね。
最後のスライドに行く前に、ちょっとここで質疑の時間を取りたいと思います。僕が一気にしゃべったんで、みなさん、ボワーンみたいな感じになっていると思いますが(笑)、もうちょっと普通の話をしたいっていうこともあるでしょうから、質問をいただければ、いくつかお答えいたします。
手を挙げていただければ、係の人がす
講義を受けよ、そして #瀧本宿題 で投稿せよ! DO OUR HOMEWORK.
この特設noteをつくった、編集者の柿内芳文です。昨年(2019年)瀧本哲史さんが急逝し、担当編集者として自分にできる「宿題」は何かと考え、僕は『2020年6月30日にまたここで会おう』という本をつくりました。2012年6月30日に東京大学の伊藤謝恩ホールにて、瀧本さんが300人の10代・20代を集めて行った「伝説の東大講義」を、一冊の本として完全収録したものになります。
「君たちは自分の力で世