ワイン好きに捧げるレシピ#33《目鯛とみかんとオレンジワインと》
近所の魚屋で、目鯛と初めて遭遇しました。
早速ググってみると、スズキ目イボダイ科メダイ属の深海魚であり【鯛ではない】とのこと。
ちなみに、すでにさくの状態だったので確認はできませんでしたが、最大の特徴は名前のとおり巨大な目玉なのだそう。
興味津々で衝動買いしたものの、筆者にとっては未知なる目鯛。
せっかくならワインと楽しみたいと思い悩んだ末、今回のレシピに辿り着きました!
目鯛以外の白身魚でも美味しくいただけますので、魚好きの方はぜひお試しくださいね。
目鯛とみかんのクスクス
【材料】
【作り方】
目鯛の控えめな甘味・旨味と、みかんの高糖度かつピュアな酸味が見事にマッチ!
ソースにアンチョビを加えることで目鯛の臭みをカバーしつつ、コクと旨味を増幅させ、クスクスのシンプルな味わいを一気に底上げしてくれます。
甘い柑橘の印象を持つオレンジワインと合わせたい
柑橘のアロマと凝縮した果実味を備え、みかんとも共通項のあるオレンジワインはいかがでしょうか。
醸造工程により、酸化熟成の要素を感じやすいオレンジワインは、醤油やアンチョビと好相性です!
▼オレンジワインについてはvol.17で解説しています。こちらのみ有料となり恐縮ですが、宜しければ併せてご覧ください。
今回は、オーストリア産のゲミシュター・サッツ(混植混醸)を選択しました。
こちらのゲミシュター・サッツは【複数のブドウ品種を同一畑に植えて同時期に収穫・醸造する】特殊な製法で造られています。
かつては多くの生産者が採用していましたが、現在はオーストリア、フランス・アルザス地方など一部エリアのみで継承されています。
オレンジワインらしい、煮詰めた柑橘のアロマ、アカシア蜂蜜や甘いスパイスの複雑で妖艶な香りが広がる1本です。
【ワインを合わせるコツ】
▲今回は大粒のクスクスを使用しましたが、小粒のクスクスやブルグルを代用すると、サラダ感覚であっさりといただけますよ。
最後までご覧いただき有難うございます!
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