第161回受賞作『むらさきのスカートの女』(今村夏子/朝日新聞出版)
第161回受賞作『むらさきのスカートの女』(今村夏子/朝日新聞出版)を…番組ラテ欄っぽく紹介!
【EPG80文字】
近所で有名な謎多き女と女の生活を観察するわたし▼気づかれず誘導し自分の職場に就職させる▼軋轢を生む女と観察を続ける歪んだわたし▼予想外の展開へ▼狂気と滑稽が共存
【EPG200文字】
小柄で肩までパサパサの黒髪が垂れ下がった「むらさきのスカートの女」は近所でちょっと有名な謎多き女▼人と交わらず孤独に暮らす女と「友達になりたいわたし」は彼女の生活を日々そっと観察し記録してきた▼ある時女を本人にも気づかれず誘導しわたしの職場に就職させることに成功▼次第に職場で軋轢を生む女と女を執拗に観察し続ける歪んだわたし▼事態はあらぬ方へ急加速していく▼狂気と滑稽が共存する「わたし」の語りは注目
<以下、出版社ページより抜粋>
●著者:今村夏子(イマムラナツコ)
1980年、広島県生まれ。2010年『あたらしい娘』で第26回太宰治賞を受賞しデビュー。
2011年『こちらあみ子』で第24回三島由紀夫賞、2016年『あひる』で第5回河合隼雄物語賞、2017年『星の子』で第39回野間文芸新人賞を受賞。
出版社ページ https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=21033