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書評ブログ

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魅力ラボの読書部メンバーが書く書評ブログです✨ メンバーの感じた事、気づき、考えが変わったことをお伝えしていきます✨
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書評 7つの習慣~私的成功への道③~

書評 7つの習慣~私的成功への道③~

第三の習慣
最優先事項を優先する。

この習慣は時間管理である。
以前にも書いたように私は時間に関して様々な工夫をしているが難渋している。それは重要度が何か分からないので優先順位がたてられていないからだ。

重要というと火急の仕事や日々の生活のルーティン作業だと思ってしまうが、7つの習慣では異なっている。時間管理が第一や第二の習慣ではなくなぜ、第三なのか?ここでいう重要度とは第二の習慣で作成したミ

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7つの習慣~私的成功への道~

7つの習慣~私的成功への道~

全世界中で売れ続けている、自己啓発の本。「習慣」と言っているだけあって、付け焼き刃のようなテクニックは教えてくれない。
大まかな用語や内容はYouTube参照。

公式ホームページに実践ワークがあったので私は本を読みながら進めることにした。
https://www.franklinplanner.co.jp/c_fpl/selfstudy/
第一の習慣に影響の輪と関心の輪という考え方がある。私は他

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書評 「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本~幼少期に読んだ物語の教訓~

書評 「私、ちゃんとしなきゃ」から卒業する本~幼少期に読んだ物語の教訓~

人は親や学校、職場などの環境以外からも影響を受ける。そのなかに幼いころに読んだ物語もある。

この本を読むと自分の中の「ちゃんと」って何だろう?と思わずにはいられない。その時、頭の中にフッと浮かんだ逸話があった。
それはアリとキリギリスである。
私が読んでいた絵本にはこんな物語が描かれていた。夏に楽しく歌うキリギリスの横で汗水を滴ながら食糧を確保するアリがいる。冬にお腹をすかせてしょんぼりしている

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書評 華岡青洲の妻~嫁と姑、夫と子~

書評 華岡青洲の妻~嫁と姑、夫と子~

漢方薬と言えば中国の東洋医学の一治療法と思われているが、実際は日本で開発された薬もある。江戸時代に華岡青洲が開発した通仙散もその一つである。現在では簡便で薬効の高い麻酔薬があるため使用されていないが、世界で初めて開発された麻酔薬で乳癌のOPが行われた。

青洲の母・於継に幼少から憧れていた加恵。青洲が京都へ遊学中に於継に請われ嫁として華岡家にやってきた。
しかし、青洲が実家に戻ると同時に於継との仲

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書評 踏絵を踏んだキリシタン~悲劇の中の強かさ~

書評 踏絵を踏んだキリシタン~悲劇の中の強かさ~

絵踏といえば、江戸時代に行われてきた幕府による宗教弾圧である。学校の社会の教科書に掲載され長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産として世界文化遺産へ登録された。隠れキリシタンたちは弾圧により自尊心を奪われ、ある者は処刑され、肩身を狭くしながらも信仰を続けてきた。

絵踏は長崎町人や村人にとって義務だった。もし、踏まないものがいた場合、役人にも罪が及ぶことになるため、行方不明者がいると、奉行所まで届

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書評 GIG WORK~やりたいこと迷子のあなたへ~

書評 GIG WORK~やりたいこと迷子のあなたへ~

私はやりたいこと迷子である。常に目標や夢を探しそれを達成することを欲している。達成できたらまた次の目標や夢を探す。まるでラットレースのように…。

魅力ラボの12月ラボセミナーのゲストがこの本の著者の長倉顕太さんであった。セミナー中で印象的だった言葉が「自由とは選択肢を増やすこと」。私の考える自由と同じだった。やりたいことを探しているけれど、そんなにやりたいことはない。そんな私にとって自由とは何か

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【書評】ダメな自分を好きになる本~「セイジ」じゃない方の「竜二」~

【書評】ダメな自分を好きになる本~「セイジ」じゃない方の「竜二」~

おこんにちは。

現役ライターのよだかえです!このnoteでは小説の書評を担当しています。

みなさん、「セイジ」という作品は知っていますか?

2012年に映画化、”西島秀俊さんや森山未來さんなど豪華キャストに加え、伊勢谷友介さんが監督をされる”ということで注目されました。

今回はその原作本に収録されている「セイジ」、じゃない方の「竜二」という短編小説を紹介します。

(こっちの「竜二」)

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【書評】こじらせ男子のトリセツ 太宰治著『人間失格』

【書評】こじらせ男子のトリセツ 太宰治著『人間失格』

おこんにちは!
よだかえです。

なにげにライターなのですが、文章と同じくらい画像検索が得意なので、この書評でもフリー画像からのハイセンス写真を取り入れつつ、進めていきたいと思いますっ。

――――――――――――――――――――――――『人間失格』の世間的評価について――――――――――――――――――――――――
今回のテーマは【小説】ということで、太宰治の『人間失格』をチョイス。

この本、

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